お天気デッキが通じない?!
〜エレベーターでのお作法〜
だいたい毎日誰かしらとエレベーターで一緒になるので、今日はこれでいこうという会話デッキを用意している。初めましての人の場合には、お天気や季節の話題が返しやすいのかもしれない。
その日は、4月にしてはとても暑かった。
まずは挨拶。
「こんにちはー」と言う流れ一瞬の隙に、こちらの勝手な第一印象雰囲気によって最初の言葉をアレンジし話しかける。
穏やかな感じのおじいちゃん、買い物帰りだろう。
「急に暑くなりましたねー」
「ご飯を食べようと思ったらジャーに1粒も残っとりません、弁当を買ってきました」
えっ
用意していたお天気デッキが使えない
戸惑う私をよそに、なぜか尋ねてもいない弁当の袋をニコニコ見せながら話すおじいちゃん。すごくお茶目だなあ。
暑さでぼんやりしていたせいで、私の滑舌が悪すぎたのかもしれない。そして、お腹がすいていたおじいちゃんは、出来たてお弁当を買えてとってもハッピーだったのだ。落ち着いてから考えてみると、なんだかハッピーおすそ分けしてもらえたような気持ち。
ありがとう、おじいちゃん。
思っていた通りに会話が進まず動揺した私の完敗です。
今回は投了します。
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#完敗です
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何かしらの形で誰かに小さなhappyをお届けできたら嬉しいな〜そしてそれが広がっていけばさらにhappyですねえ