デビューアルバム
TM Network début album『RAINBOW RAINBOW』。
バンドのデビューアルバムは良くも悪くもそのメンバーの荒削りな個性の塊が込められているものだと思います。
ビートルズもザ・フーもT.Rexも。
色んなバンドのデビューアルバムを聴いてきましたが、僕はTM Networkさんの『RAINBOW RAINBOW』が一番好きです。
沢山の時間をかけて作ったと言われるこのアルバムは、それだけメンバーの想いもスキルも込められていて、特に次のアルバム以降は見られないアメリカ西海岸のサザンロックの影響やアナログシンセの重厚な音の重ね方は聴いていて心地よいです。
惜しみなく“売れたい”という雰囲気を出しているのも良いと思います。
コアな音作りでありながら、しっかりとした構成でポップに仕上げる所は小室哲哉さんのプロデュース力によるもの。
デビューの時点で細かく世界観を作り上げていますね。
一生に一枚ものの仕上がりだと思います。