![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58601828/rectangle_large_type_2_dcc740ed7be8c70624604440eafe553b.png?width=1200)
見えない胃袋
中田敦彦さんYouTube大学のハンター×ハンターの動画が面白かった。ハンター×ハンターはかなり早い段階で挫折してしまって読んでいないのですが。。前後編合わせて狂気の6時間!面白かった。
冨樫義博さんの作品といえば幽遊白書も好きだったけど、やっぱり私はレベルEが好き。絵のタッチも幽遊白書やハンター×ハンターと少し違う感じ。
ふと読みたくなって探したんですが、実家から持ってきたはずなのに見つからない。。
内容はSF。地球にやって来たドグラ星の王子が暇つぶしに起こす悪ふざけを軸とした物語がオムニバス形式で展開されます。
その中でも「見えない胃袋」という話が好きでした。
林間学校で同級生が何者かに食べられるところを目撃した少年たち。一部始終を見てしまった彼らは次に狙われるのは自分たちではないかと恐怖に慄き、ある医師に協力を仰ぐ。。
医師と宇宙人とのやりとりが悲しかった。
好きな女の子がいるんだ。時々その子をすごく食べたくなる。でも食べたくないんだ。どうしていいかわからなくて なんでぼくみたいな生き物がいるんだろうって考えると 気が変になりそうで…
最近 死ぬことばかり考えてる
オスがメスを捕食して体内で受精し子供を産むコンウェル星人が、進化の過程で自我、自意識にめざめ、善悪を見分けられるようになった。
地球の女の子を食べても子供は産めないことがわかっている。それでも食べたくなる。
食べたいのに、食べたくない。
抑えきれない欲求と、大切な人を失う怖さ。
冨樫先生の頭の中を覗いてみたい。
全三巻で読みやすいボリュームなので、気になる方は読んでみてください。