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【吐くほど嫌な電話は、私をいい子呪縛から解き放ってくれた】


う…
お…
おえーーー!!
物理的に吐いてはいません。
だけど、出るほどしんどいのです。
私は、人に電話をすることが本当に嫌なのです……

メールやLINEが出始めてから
電話をかけるという習慣はなくなってきている気がします

好きな時間に見たり
送ったりできることが
便利だし、都合がいい

電話がくると
何か緊急が起きたのではないかと
ドキドキします。

かかってくるのも
嫌です。
もっと嫌なのは、電話をかけること

もともと嫌だから
と思っていましたが
なんで、ここまで嫌なのか……
昨日話す内容は、頼む必要があることでした

LINEやメッセージでもいいけど
話さないと、微妙に伝わらない

電話とにらめっこして
吐くほどしんどい気持ちを落ち着けました

結局電話できたのですが
なぜここまでしんどいのでしょうか……

自分に聞くと、出てきたのは
“人に頼むことは悪いこと”
ということでした

ちょっと手間がかかること
相手の時間をとること
頼むということは
人に、めんどくさいことをやらせてしまうこと
と思っていました

もっと、もっと言うなら
いい子、できる子でいなければならない
という意識が自分の中にあるのです

子どもの時から
「すみかちゃんは、大丈夫だよね」と言われて育ちました

きっと、母は何気なく言っていたのだと思います
大丈夫だよね
はいつしか私の中で
大丈夫でなければならない
に変換されました
いつでもどんな時でも
心配されない、しっかりしている自分でいなければならない

出来る子というのが
自分の中での安心感だったのだと思います

よくよく考えれば
全て自分でやれるとか
いつでも完璧でいられるなんて
無理なことで
おこがましくさえ思えます

もちつ、もたれつ
別に自分が完璧でなくてもよいのです
もうお母さんからの評価を気にしなくても
私は大人になっていて
生活できるのだから

出来ていても、できていなくてもよし
そして、申し訳ないではなく
感謝、ありがとうの気持ちがあればよし

吐くほど嫌な電話は
私に、いい子でいなければいけない呪縛から
抜け出ていいよということを教えてくれました

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