100日間、酒をやめる。-49日目-
会社に酒豪が入社してきた。
物怖じしなさそで快活な雰囲気の細身の女性。
酒が好きで1人でも自宅で飲むらしい。
1ケースの缶ビールを4日程度で飲み干したこともあるというエピソードもあった。
「海賊の酒量じゃん」
自分も飲んでいた方だと思うけれど、それには到底及ばない。
見た目や体格だけで、酒量(飲む量)を見立てることはできないと学んだ...。
ところで、自分は何故
"意識が無くなる瀬戸際まで飲んでしまっていたのか"
今思い返してみると、
普段の飲み方にも作法と工夫が必要だった。
飲み会の席にて。
飲みたくて飲みたくて口にする最高に美味な一口目、幸福のピークは大概1杯目だけである。
以降、飲めば飲むほど、ピークを越えることはなく、味も気にならなくなって来る。
理性が緩んでいく心地良さを感じる以上の幸福感は得られないが、
"飲めば飲むほど更に幸福になれるのでは"
と錯覚してしまうのだ。
他人の飲みエピソードで我が身を振り返る。
100日禁酒の約半分まで来たが、残り半分で何を思うだろうか。