100日間、酒をやめる。-81日目-
最大の試練は予想外方向からやってくる。
昨日の昇格祝いを、炭酸水5ℓくらい飲んで無事にやり過ごした翌日。
ホームパーティに招かれた。
行きつけの美容室のスタイリスト宅で、他のスタイリストやカメラマン等関係者が集まる会であった。
芸能・アート関連と関わりの深い美容室だけあって、業界人同士紹介しあったり親睦を深めたりする会になっていた。
初めて行くコンクリートの建物、絵に描いたようにスタイリッシュな部屋で計6人のホームパーティであった。
ライブハウスに勤めていたころは、こういう会もチラホラあったが、会社員になってからは参加することのないと思っていた会である。
そこで最大の試練が訪れた。
①初対面のアーティストたちと話すのが緊張する、
②会社員だから肩身が狭くどうにかやり過ごしたい、
③初対面の相手にお酒をうまく断れない
上記のような軽率なメンタル課題はここまで80日間に至るまでに克服してしまっている。
新たな試練とは下記である。
最高に心地いい空間で
出てくる手料理がすべて美味すぎる
ここに来て、迷いに迷ってしまった。
「この至福の空間で、美味すぎる手料理の幸福感に、酒を加えることで幸福感をブーストさせておく必要があるのではないか」と。
初めての感覚で混乱してしまったが、最後には積み重ねが盾になってやり過ごすことができた。
ここまで81日やってきたのだ。