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「茶のしずく事件」を思い出した話・・

2018年頃、茶のしずく事件というものがあって、石鹸に含有されていた成分により、アレルギー反応で2000人以上が被害にあったというものです。

茶のしずく事件とは、株式会社悠香が販売していた旧「茶のしずく石鹸」の使用に伴い、小麦アレルギーを発症した被害者が裁判を起こした事件です。

この事件では、石鹸に含まれていた加水分解コムギ(水解小麦末)というタンパク質(グルパール19S)にアレルギー反応を起こし、小麦を含む食品を摂取すると重篤なアレルギー症状を引き起こすということが明らかになりました。

この事件に関する裁判では、次のような判決や和解がなされています。
・2018年2月20日、京都地方裁判所は、石鹸の製造会社の責任を認め、被害者17名に対して損害賠償を命じました。
・2018年6月22日、東京地裁は、悠香と製造会社のフェニックスに計約3440万円の損害賠償を命じました。
・2020年12月18日、大阪高裁で、販売会社など3社と原告側が和解しました。

この事件では、2004年から2010年までの間に販売された石鹸を使用していた467万人のうち、2,111人が被害者となりました。

このアレルギーは、石鹸に含まれた小麦に由来するタンパク質がアレルゲンとなってアレルギー反応が起きるというものです。

私の妻が、この石鹸をサブスクで買っていて、数ヶ月使ったあと、アレルギー反応で緊急治療しました。
この石鹸の会社を訴えることをしなかったので、被害者数には含まれていませんが、会社に連絡したところ、その対応は「ふ〜ん、ごめんね!」程度のことで、非常に腹が立ちました。

毎日石鹸を使っていて、ゴルフをしていたときに気分が悪くなり、ゴルフをやめて日曜日に空いている緊急病院へ急いでいき、点滴を受けました。
顔がパンパンに腫れて、何が原因化はその時知りませんでした。

後で医者に聞いたところ、その石鹸を使ってアレルゲンが体内に溜まり、小麦を摂取したあと運動したからだということでした。

成分を変えて、今でも売っていることを知り、懲りない会社だなあと思います。


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