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はじまりの時

いよいよ出産も間近になり
私は自宅から1時間ほどの距離の実家に戻り、里帰り出産をすることになっていた。

大事をとって早めに帰省して、
なんなら、私は私で地元の友達とご飯に行ったり
それなりに楽しんでいたわけで。

そんな時に届いた1通の請求書。

当時のソフトバンクであるボーダフォンから旦那名義の請求書。

請求額は3万円。

( ̄∇ ̄)….

なぜだ。

なぜだ。。

給料15万円のやつの携帯代が3万円。

そして私の里帰りのタイミング。

完全に疑いスタンスで旦那に電話。

『え!?俺知らんで。』

これが彼の答え。

んなわけなかろーーーて。

この頃徐々に天使の仮面が端っこから崩れ始めてた私は
そんなすっとぼけに
あーそうですか。なんてならない笑

『そっかぁ。。じゃぁ架空請求かもだね!ちょっとボーダフォンに問い合わせしてみる!!』

あの頃の旦那はまだ素直だった。
私の言葉にすぐに白状した。

。。。実は、電話してた。(←でしょうね)

誰と??

。。。女の子と。。(←でしょうね。男同士の長電話とか聞いたことねーし)

どこの女の子?

。。。昔バイトしてたカフェの子(←どこから引っ張り出してきてん)

なんで突然連絡したん?連絡きたの?

。。。自分からした(←でしょうね)

なんで?連絡したの?

。。。わからん(←は?誰の話しとるねん。お前のことやろがい)

結婚して子供もいること、もちろん言ってるんやんな?

。。。言ってない(←子の存在を消し去る)


まぁそんなやりとりの末。
初めての浮気?浮ついた気持ちはこの程度からスタートしたんだけど、
その当時の私は、そんな目に遭ったことがなかっただけに
相当ショックを受け、その足で旦那の元に向かい

離婚届を書かせた。

当時の旦那もまだまだ可愛かった。。

穴という穴から水を垂らし、ドロドロに泣きながら
震えながら離婚届にサインしていた。

これで反省しただろうと、思いきや
これはもはやスタートラインに立った瞬間

こんなやりとりを繰り返しながら、数年かけて
徐々に徐々に
浮ついたレベルからガチモンの浮気大魔王への変貌の歴史がスタートする。

うまいこと私がショックを受けすぎないように?
まるでサレ妻への慣らし保育みたいに

徐々にグレードアップしてゆく。。

おかげで私は鉄のハートと鬼の仮面を手に入れた笑


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