ご懐妊でみんなに聞かれる
今日の出社時、うちの会社へ向かって歩いている女性の鞄にマタニティーマークがぶら下がっているのを見つけた。どこかで見たことがある気もするが積極的にあいさつをするほどの知り合いでもないので、心の中で母子の健やかな成長を祈るだけである。
かなり昔のことになるが、産休に入る前のかつての部下と交わした会話を思い出した。「とにかくあらゆる方に出産予定日と子どもの性別を聞かれることに、一番驚きました」と、半分呆れた顔をしていたものである。
なるほど。きょうの女性もきっと会社では同じようなことを聞かれまくっているのかもしれないな。
この2つの質問は私もよく使うが、つまりこれは今どきの雑談マナーの問題なのだ。
同僚のご懐妊は、ま、とりあえずはおめでたいこと。しかし「予定日」と「赤ちゃんの性別」以外はネタになりにくい。「妊活はどれくらいやっていたの?」「どれくらい産休を取るの?」「育児には親御さんがくるの?」などは、スルッと聞いてしまうわけにはいかないセンシティブな話題になってしまう。
あるいは、ここには別の問題も含んでいるのかも。つまり人に対する興味があまりない私だから、このように雑談に花が咲かないのかもしれないのだ。私の雑談力の限界を感じる。
(24/10/29)