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“商品”として成立していないのではないか?
18日付産経新聞1面トップ記事を見て、アタマの中が???でいっぱいになった。
このネット記事では「最速令和19年」と表示されているが、カバー写真に載せたように、紙面ではいきなり「19年」だったのである。
無意識に「ことしは(20)24年」と認識しているのだろう、見出しを見た瞬間に「19年っていつや?」と考える。リード記事に進んでやっと西暦2037年のことだと気づく。
きっと産経新聞には「年は和暦で表示する」というキマリがあって、この記事もそれに従ったまでなのだろう。しかしいきなり「19年」と読まされて、それが13年後の令和19年=西暦2037年と“読み替え”られる日本人がどれだけいるのか?
新聞社にとって用語の使い方を統一することは会社のアイデンティティにも等しいほどに重要だとは理解する。「これ、わかりにくいから」と現場の判断で変更などできるはずもないだろう。
しかし大半の読者を混乱せるようなこんな頑なな姿勢ではますます読者の支持を失っていくのではないか。
少なくとも「こんな不親切なモン、苦労してまで読みたくねーよ!」と明確にイラっとした人間がひとりいたことは書いておく。
(24/4/19)