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「666のオーメン」

 「きょうは令和6年6月6日で6が並ぶ日」ということで、朝のテレビでは電車の切符に「6.6.6」が続く映像も紹介されていた。そういえば電車に乗る際に「わざわざあらかじめ切符を買う」なんて久しくやってないな。最近では新幹線も「スマホでスイっ」である。

 「では、数字並びを狙ってきょうだけは切符を買っておくか」とならない。なぜか。それは子どもの頃のオカルト映画「オーメン」のせいである。

 「エクソシスト」の爆発的ヒットから、映画界では一時オカルトものが雨後の筍のように並んだことがあり、「オーメン」もそのひとつだったように記憶する。かなりの怖がりだったので実際に作品を見てはいないのだが、テレビCMで「666のオーメン」というおどろおどろしいナレーションがあった。「そうか、西洋では13だけでなく6も不吉な数字なのか」とぼんやり思ったものだ。

 来年には「777」がくるからこれは“ラッキーセブン”だし、「888」は日本人の好きな“末広がり”だ。そして、令和11年11月11日それも11時11分11秒には1が12個も並ぶのか。

 どうでもいいが「それまでに天皇陛下にもしものことがあれば、これは実現しないぞ」と考える。戦前なら「不敬」と指摘されるようなことなのかもしれない。しかし、天皇陛下もそのタイミングで68歳。立派な高齢者なのである。
(24/6/6)


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