スタートラインは、同じだと思ってた
いま、フジテレビではACジャパンのCMしか流れてこない。検脈を勧めるもの、聴力検査、こども食堂、災害持ち出しバッグ、決めつけデカ…。たまに普通の商品広告が流れてくるとハッとさせられるが、それは違うチャンネルである。
その中で気になるのは「スタートライン」というCM。経済格差により困難に陥る子どもに寄り添う活動をするNPOへの理解を促している。制服姿の女の子が陸上競技でスタートを切るが、実はその子だけスタートラインが後ろだったというアニメだ。
シンプルなナレーションも、グッとくるものだ。
「スタートラインは、同じだと思ってた
頑張ってるのに
わたしは、未来を選べないんですか。」
(15秒バージョン)
ありがたいことに私はそのような思いをせずに歩んできたし、我が子にもそれはない。だからそのような境遇にある子どもたちが現存することを忘れがちになるが、それを反省するきっかけになったものだ。NPO法人の名称は「キッズドア」。
存在すら知らなかったNPOを認知するきっかけになった。この「中居・フジテレビ騒動」の数少ないプラス面である。
(25/1/29)