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mogest
ねこに小判
通勤電車の広告に「腕時計 高価買取します」というものがあった。有名ブランド時計の写真が並んでいるが、もっとも目立っていたのが「ロレックス デイトナ アイスブルー」。こいつの買取価格が2400万円となっていて、アゴが外れるほど驚いた。3桁違いの2万4000円でも買わないだろう。2400円なら考えてもいい。
こんなもんの価格も需要と供給で決まるのだろうし、趣味の世界に文句をつけても仕方がない。それだけ出しても欲しいという人がいる、というだけのことだ。
それでも、庶民感覚としてこの価格帯ともなれば比べる対象はマンションだ。都内ファミリータイプなら頭金に充てたいし、中古を購入して家賃収入にするのもいいな。そもそもそんな連想をしてしまう人間が買うものではない。そんなことはわかっている。
ヨットを購入しようとした人がヨットハーバーの管理人に「係留の費用はいくらになる?それ以外にかかる費用はどれくらいになる?」としつこく尋ねたところ、「そもそもそういうものを気にする人が所有するものではないです」と言われたという。そんな逸話を思い出した。
私の“ガジェットごころ”は、こうした高級機械式腕時計には反応せず、チープカシオやGショックの機能美の方に魅かれる。つまり趣味がガキっぽいということなのでしょうな。それでもまったくいいや。
(22/7/19)