「やめたらスッキリ」あれこれ
(朝ドラ「おむすび」のプチネタバレあります)
「ブギウギ」「虎に翼」とNHK朝ドラを2期連続で“完走”してきた。テレビドラマをほとんど見てこなかった私にとって人生初のことである。「ブギウギ」の子役の愛らしさ、趣里さんのはつらつとした姿、「虎に翼」では伊藤沙莉さんやわき役が魅力的で脚本にも迫力があって、毎朝大いに楽しんだ。
さて、今期の「おむすび」。
ここにも何回か書いたように、元同僚は「現代モノは主人公の“自分さがし”に延々と付き合わされるのがかったるいので、たいてい離脱する」と話している。そして案の定、ネット界隈では「#おむすび反省会」が盛り上がるなど、評判が悪いことが評判になっているのである。曰く「展開が遅い」「朝からギャルなんか見たくない」「主人公がとんちんかん」…。
それでも、橋本環奈はやっぱり可愛いし、コミカルで軽快な展開は悪くないし、姉を演じる仲里依紗が面白いし、と当初は温かく見守っていた。
しかし、今週からは故郷の福岡県糸島市を出て神戸に“戻る”ことになって急速に冷めてしまったのである。公開された新しい登場人物相関図を見ても今後の展開にちっともさっぱりワクワクしないのである。週明け月曜日を見て、ついに“卒業”を決断、LINEで感想戦を交わす仲間にも離脱宣言を行ったのである。
そして、離脱後初めての朝。ドラマの展開が気にならなくもないが、意地でも見ない。すると、お、なんなんだ、このすっきり感は?「カーネーション」だけでチャンネルを変えていいという身軽さ。「この気分は何かで味わったことがあるぞ」と考えたら、数年前に決断した「年賀状じまい」のあとの爽快感だった。そう、スッキリして後悔なしがこんなにも気分を軽くするのだ。これ、これからの生活や人生にとっても大きな学びになっちゃったのではないか?嬉しい。
(24/11/20)