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小室さん、それって「火に油」ではないですか?

秋篠宮家眞子さまとの結婚を調整中の小室圭氏がニューヨークの街かどで直撃取材されている映像がきょう、テレビで流された。帰国に向けたPCR検査のために病院を訪れたところだったという。

この違和感は何だろう?

映像でまず目を引いたのがその髪型だ。かなりのロン毛を無造作に後ろでまとめている。

学生さんなのだから髪型なんてモンは基本的に本人の自由だ。アフロだろうと丸刈りだろうとモヒカンだろうと、同じこと。ましてやこの日に街かどでマスコミにつかまることも想定していなかっただろう。報道によると来週にも帰国して隔離期間を経たあとには記者会見に臨むというから、その際にはやっぱりさっぱり切ってくるのだろう。

カメラの先には国民がいる

それよりも印象が悪かったのは、その振る舞いだ。ハアハアと息を切らしながら質問を繰り出す女性記者を完全に無視して歩き続けた。別のカットではポケットに手を突っ込んだままにも見える。結婚内定が報じられた数年前、居並ぶマスコミのカメラの前で立ち止まって一礼してみせた同じ青年とは思えない。

テレビ局の情報番組でもコメンテーターさんが同じようなことを言っていた。「これから皇室の方と結婚するなら、もう少し日本のメディアに丁寧に対応した方がよかったのでは、と個人的には思います」。

小室氏はいまは一般人である。直撃するマスコミに答える義務はない。それでも突き付けられたカメラとマイクの先に国民がいることを想像できないものだろうか。せめて立ち止まってニッコリ会釈くらいしていれば印象は大いに違っていただろうに、このあたりはやっぱり「どこまでも間が悪い青年」である。

多くの国民にとって「どうでもいいこと」なのかもしれない

それでも、きょうの朝から流れたあの“近影”についてキーワードとしてネットが極端にバズっているようには見られなかった。もはや彼はネット世代にとって刺さる存在ではないのかもしれない。

アラカン世代の私としては、確かにあの青年について「あらあらどうなっちゃうのかね」という関心はあるが、実はそこはどうでもいい。

それよりも注視すべきなのは、この結婚問題がきっかけとなって国民が抱いている皇室に対する気持ちの変化だ。ネットに並ぶ罵詈雑言はこの青年だけに向かっているだけではない広がりがあるし、皇族男子の減少という問題への対処にまでこの青年の存在が影を落としている。

「犯罪者でもないのに、かつてこれほど世間が嫌悪を催した青年がいただろうか」。今週の週刊新潮記事のリードである。関連記事はライバル文春でも扱いが大きかった。マスコミ的に小室氏の存在はまだまだ「売れるネタ」なのである。

20年後、50年後の日本から見た時に「ああ、あの青年の登場が変化のきっかけだった」ということになっているのかもしれない。
(21/9/24)

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