路上の吸殻が減っている
相変わらず出勤時は3駅30分歩くことを日課にしている。ほとんどが川沿いの遊歩道のようなルートで、春には桜が楽しめる。
先日、路上にタバコの吸殻が落ちていて「あれ、いまどき珍しいなあ」と思った。それほど吸殻のポイ捨てが激減したように思う。
路上喫煙と吸い殻ポイ捨てを禁じる条例ができた、そもそも喫煙者が減った、マナー意識の向上、ゴミ拾いをする人が増えた・・・いろいろな要素があるのだろう。思えば喫煙者だった頃は自分も無造作にポイポイと吸い殻を地面に捨てていた。冷や汗ものだ。
会社のCSR活動の一環で社屋周囲のゴミ拾い活動に参加したことがある。どんどん街がキレイになるのに比例して溜まるゴミ。「良いことをしている」という快感もあいまって、とても清々しい気分にさせてもらった。まあ、それでは会社活動以外でも率先して実施するかといえば、そんなことにはなっていないのであるが。
「割れ窓理論」というものがある。「建物の窓が壊れているのを放置すると、それが『誰も当該地域に対し関心を払っていない』というサインとなり、犯罪を起こしやすい環境を作り出す」ということらしい。確かにゴミひとつない路上にポイ捨てをするのは抵抗感があるだろう。
観音巡礼や不動尊巡礼をする際にゴミ拾いトングとゴミ袋を持参してゴミ拾いをしていた頃があった。その際、都内某所はあきらかに路上がゴミだらけで「ああ、こういう街では暮らしたくないなあ」と思ったものだった。
腰をかがめるのが億劫だ、回収したゴミの処理が面倒だ、照れくさい・・・こうしたハードルをクリアできれば、基本的に良い行為は気持ちがいい。たまには週末に自宅周りで実践しようかな。
(22/2/6)