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官房長官が閉じ込められた

 昭和真っ盛りの日本に生をうけて61年。高校まではエレベーターという乗り物に毎日乗ることはなかった。生活に密着したのは1982年に通った予備校からということになるのか。もう何万回くらい乗っただろうか?幸いなことに故障して閉じ込められた経験は1回もない。

 きのう、首相官邸で林官房長官がエレベーターの故障のため閣議に欠席したと報じられた。

 30分か。「秘書やSPも一緒だったというが、体臭のきついのが居合わせたらきついだろうな」「トイレに行きたくなったらヤバイな」と咄嗟に考える。

 いや、それよりも。

 政治の中枢の官邸で内閣の要の官房長官が30分も身動きが取れないというのは危機管理上かなりヤバイのではないか。このあたりは官邸詰めの記者も質問したのだろう、記事の後段でも取り上げられていた。

 よりによって官邸のエレベーターとは。「まさか別の事態が起きていたのを誤魔化すための方便では」と勘繰りたくもなるが、理由としてでっちあげるには突飛すぎる内容だし、業者のメンツにもかかわる問題だろうから、それはないのか。

 その時官邸内ではどんなやりとりがあったのか、原因は何だったのか、危機管理の見直しはどうなるのか。新聞あたりがこのあたりをしっかりフォローして伝えていただきたいものである。
(24/9/7)

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