舶来のお菓子の思い出
家族で行ったディスカウントストアでカミさんが懐かしいお菓子を買いました。袋詰のアーモンドロカです。
アメリカ好きだった祖父の影響でしょうか、私が子供だった昭和40年代の我が家はこうした舶来物をやけにありがたがっていたもの。赤い缶に入っていたアーモンドロカは、子供ごごろにボーっとうっとりしてしまうほどおいしい夢のお菓子。いまもそのネットリとした食感とアーモンドの香ばしさとキャラメルの甘さは脳内でしっかり再現できるほどです。
時を経て。
昭和、平成を通じて日本のお菓子はどんどん進化して、今はこうした舶来のお菓子をありがたがる気分はなくなったようです。アーモンドロカを見かけたのが久しぶりである背景もそうした理由だと思いました。
買ってきたアーモンドロカは未開封です。しばらくはこの袋をうっとり眺めて当時の記憶を味わうことにしようと思っています。実物を味わうとおそらく「へえ、こんな程度のものだったのか」とがっかりするような気がするので。
(24/8/8)