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西田敏行さんを初めて認識したCM

 西田敏行さんが亡くなった。享年76歳というのは決して「まだ若いのに!」という年齢でもないのだろうが、61歳の自分にしてみると「15年ってあっという間に来るんだろうなー」という年回りでもあるところ。

 初めて認識したのは、家庭用洗剤のCMだったと思う。奥さんに「ちゃんとやってよ!」と詰問されて、「いま、やろうと思ったのにー」と身もだえする。子ども心にもその姿がなんともコミカルで、両親と大笑いした記憶だ。すごい中年のおじさん感があったが、自分が12歳だとしたら当時の西田さんはまだ30歳手前だったことになるのだな。そこにびっくりする。

 CMだけでなく「釣りバカ日誌シリーズ」「池中玄太」、三谷幸喜作品の数々・・・その存在感はピカ一だったなあ、といなくなって改めて感じる。そして、それはテレビが圧倒的な娯楽の王者だった時代と重なっている。
(24/10/18)

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