転職と副業のかけ算
転職する事により、市場価値を上げる
私の古い固定概念で、転職をするというのは、長続きが出来ず、根性がない人。
転職を繰り返す事によって、次の就職に響いてしまうので、どちらかと言ううと良く思われないデメリットが浮かんできます。しかし、著書を読んでみると、転職をする事によって自分の市場価値を上げ、年収を増やし、軸ずらし転職というキラーワードで、転職をしながら著者がキャリアアップしていくのが描かれています。
副業とのかけ算
本業を疎かにするのではなく「本業の知見を活かして副業する」というのが著者motoさんの戦略です。この本業の知見を活かすという事が非常に胸を打たれました。
ここも私の固定概念になりますが、副業というのは本業から抜け出すべく手段・会社の社畜・奴隷から解放をテーマに(笑)というニュアンスが強いと勝手に思っておりましたが、本業の仕事を全力で取り組む事によって、副業が更に飛躍するというマインドを持つ事の大切さを知りました。
motoさんは、サラリーマンである限り、理不尽なことを言われる、めんどくさい人付き合いがある、仕事に時間を持っていかれるなど、「なんで働かなきゃいけないんだろう」と思うシーンがたくさんあり、それでも、どう乗り切るか、自分にできることは何か、どうしたら年収があがるのか、年収はいくらほしいのかを考え続けていたとの事。このサラリーマンの経験こそがお金になるのではないか?と考え、副業を開始されてます。
なかでも「知見が共有されにくく、個人の経験談が求められている分野」で情報を発信すると、お金になりやすいと考えており、サラリーマンをしながらこの分野での情報発信をして副業で稼いでおられます。
例えば「新年会や忘年会で幹事を任されたけど、どこのお店が良いか探すのに苦労する…」というニーズに対して、実際に使って良かったお店をまとめたリストを出したり「営業の新規テレアポで困っている…」という新入社員に対して、アポが取れる営業ノウハウを出す、などです。
上記2つのnoteだけで、なんと年間600万円の売上を出されてます。
こうした「サラリーマンならでは」の苦労や経験を、コンテンツにして出すことがサラリーマンの副業に向いているとmotoさんは考えてるのです。
どうでしょうか。少し副業への考え方が変わってきたのではないでしょうか。
「自分で稼ぐ力」=「稼ぎ力」
明日会社に首を切られても、自分の力で稼げる力があればどうにかなります。このスキルはどの労働市場においても必ず評価されるはず。
本書にも書かれてますが、年収は努力に比例しませんが、キャリアは努力に比例します。自分のキャリアを活かして副業をすることで「資産化」していくことが生涯年収を最大化するポイントです。
やるかやらないかは、自分次第。