【海日記】#11 小さな魚の群れにぎやかな海!ウミウシもたくさん!!【真鶴】
2021年8月22日に行ってきました真鶴・三ツ石でのフィンスイム&磯でごろごろで見つけた生き物を紹介します。
今回はいつもとは違うエリアでのフィンスイムといつものタイドプールでのウミウシ探しです。全部で4時間程度と長めに楽しんできました。
1. 8月22日の潮回り
この日は大潮。干潮時刻が10:29なのでこの時間を挟んで9〜13時で遊んでいました。
タイドグラフの見方を教えてくださいというメッセージをいただいたので簡単に説明すると赤い横線が平均潮位線、その上にある青い線が平均満潮位線、下にある青い線が平均干潮位線です。
磯遊びに適している時間帯は潮位が平均干潮位線を下回る時間帯ですので、この日で言うと8〜13時が適していることになります。
2. 真鶴・三ツ石までの移動からエントリー
朝9時に海に入ることをめざしたので時間はいつも通り。8時ちょっと過ぎに真鶴駅について8時半くらいのバスに乗って移動します。
岬入口バス停から真鶴岬までの道です。朝の空気が清々しいので歩いていても気持ちいい環境です。
到着。
この日もいい天気で正面に初島がくっきりと見えていますね〜。
天気は良いのですが風はやや強め…。風向きが南西だったため、三ツ石に向かって右側のエリアは結構波が立っていました。
波が立っているとフィンスイムは危ないので今回は三ツ石に向かって左側のエリアで泳ぐことにしました。こちらのエリアで泳ぐのは4年ぶりくらいです。
先々週の台風の影響でかなりごみが打ち上げられていますね…。
写真のとおりこちら側のエリアはかなり穏やか。
真鶴・三ツ石海岸は三ツ石への道が出っ張っている形になっているので西風や東風ならよほどの強風でない限り、三ツ石に向かって左側か右側のどちらかのエリアは落ち着いています。
3. フィンスイム中に出会った生き物
4年ぶりに泳ぐエリアなので海中の地形も何もわからない中で、1時間ほど泳ぎ回りました。
イボヤギやイソバナがわんさか生えていました。
どちらもサンゴの一種です。特にイソバナはサンゴのイメージそのままなので、初めて見る人は真鶴で見られることに驚きますw
イソバナに着く生き物も結構いるので探してみましたが今回は特にめぼしいものは見つかりませんでした。
ツマグロハタンポの群れ。
今回のフィンスイムでは小魚の群れに多数ぶつかりました。
ツマグロハタンポの群れは前回に来た時にも出会いましたが今回のエリアでも結構な規模の群れを作っていました。
キンメモドキの群れ。
南の島での小魚の群れで一番ポピュラーなやつですが、真鶴でも毎年のようにみられます。
スケルトンボディの小魚が無数に群れている様子は目を見張るものがあります。
YouTubeにショート動画を上げています。
群れに囲まれるとテンションあがりますね〜!
トゲチョウチョウウオ。
チョウチョウウオの仲間は死滅回遊魚の代表選手で今のシーズンは相模湾にもたくさん流れ着いてきています。
トゲチョウチョウウオの模様が好きなので出会うと長めに観察してしまいます。
こちらもYouTubeのショート動画に上げています。
やっぱりかわいい…。
ショート動画だけじゃなくて磯遊びに関するしっかりした動画も作ろうかなぁ…
ミヤコウミウシ。
3cmくらいのウミウシなのでフィンスイムで泳いでいる時でも簡単に見つかりますね〜。
ミヤコウミウシに出会ったのは3シーズンぶりくらいです。そんなに珍しいウミウシというわけではないのですが縁がなかったようです…。
オトメウミウシ。
君はどこにでもいるな〜…。
タコノマクラ。
平べったい形をしていますがウニの仲間です。
花びら模様が美しい…。
4. 磯をごろごろしながら出会った生き物
一通り泳いだのでいつものタイドプールをごろごろしながらの生き物探しに切り替えます。
いつものタイドプールに移動してきました。
写真で見ても少し白波が立っているのがわかりますね…。こうなると泳ぐのはちょっと危険です。(ダイビングならあまり関係ないのですが…。)
さっそくケブカガニを捕まえました。
名前のとおり体中に細かい毛がびっしり生えている毛深いカニです。こんなカニもいるんですね〜
オオケブカガニかもしれませんがこの写真だけだとちょっとわかりにくですね…。
正面からの写真です。
こうしてみるとなかなかの面構えをしてますね〜!かっこいい!!
一通り観察した後、近くにいた家族連れの方にあげたらとても喜ばれましたw
グローブ(ワークマンで買った100円の軍手w)を見ると指先に小さなオトメウミウシが…。こんなことってあるんやなw
ほんとうに君はどこにでもいるなぁ…。
クロシタナシウミウシの極小サイズでしょうか?
図鑑で見るとホンクロシタナシウミウシに近いように見えますが、本クロシタナシウミウシは沖縄にいる種類のようで…。
魚も死滅回遊魚として真鶴まで流されてくるんだから、ウミウシも流されてきてもおかしくはないとも考えられますが…??
チゴミノウミウシ。
他のウミウシの卵を食べるウミウシとして有名です。近くにウミウシの卵は見当たりませんでしたが…
ミノの部分の色は食べた卵の色によって変化するようです。変化したものも見てみたいな…。
ツルガチゴミノウミウシ。
見つけた直後はゴマフビロードウミウシだと思って声をあげるほどテンションが上がったのですが、よくよく見ると違っていましたw
とはいえ初めて見つけたウミウシでかなりもこもこでかわいいウミウシだということには間違いありません。
チゴミノウミウシの仲間なのでこの種類もかわいい姿をして他のウミウシの卵を食べるタイプです。
この個体は結構なスピードで元気よく歩き回っていました。
アカボシミノウミウシ。
これも今回初めて見つけたウミウシです。
見つけたときはジョオウミノウミウシだと思っていたのですが、写真を見返すと触角の色は体に無数の赤い点々からアカボシミノウミウシだとわかりました。
まだら模様や色彩がきれいですね〜
アンテアエオリディエーラ・カカオティカ。
和名がついていないウミウシはよくあることです。近くに卵が見えますがこのこの個体が産んだのでしょうか??チゴミノウミシやツルガチゴミノウミウシを見かけているので食べられないように気をつけてもらいたいものです。
ユビウミウシ。
4年ぶりにみつけたウミウシで喜びの舞を踊るほどの嬉しさです。
5cmくらいの大きさなので今日見つけたウミウシの中ではダントツで大きいです。
この怪獣っぽい佇まいが本当にすばらしい…
5. EXIT
午後に入ってさらに風が強くなってきました。
タイドプールにもすこしずつ影響が出てきたので今日はこのあたりで引き上げることにしました。
とはいえ4時間近く遊んでいたのなら十分やろ?w
それではまたどこかの磯でお会いしましょう〜♪
前回の磯遊びはこちら→「真鶴・三ツ石での磯遊び&ウミウシ探し(4)」
今回の磯遊びの様子をまとめた動画はこちら↓
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