【海日記】#2 葉山・芝崎海岸での磯遊び&ウミウシ探し(1)
1. 5月30日の潮回り
私の磯遊びのホームグラウンドは真鶴・三ツ石と葉山・芝崎です。今回は2021年5月30日に葉山・芝崎海岸で行ったシュノーケリング(フィンなし)で見つけた生き物を紹介します。
当日の潮回りはこちら。
中潮ですが、干潮時はマイナス潮位になるのでかなり干きますね〜。干潮時刻をはさんで11:00〜14:00くらいまで遊んでいたので、3時間近く海に入っていたことになります。結構夢中になっとったんやな〜
2. 葉山・芝崎海岸の紹介
芝崎海岸には逗子駅からバスで向かいます。1時間に4〜5本出ているので真鶴三ツ石に比べればバスでのアクセスは良好です。安心して遊べます。
京急の逗子・葉山駅からも乗れますが混み合うことが多いのでJR逗子駅からの乗車がおすすめです。
芝崎バス停。逗子駅から渋滞がなければ15〜20分くらい。狭い道路で対向車とすれ違う運転手の職人技は毎度のことながらすばらしい…w
バス停から3分くらい歩くとすぐに海に出ます。干潮時は広大な平磯が現れるので、家族連れで磯遊びを楽しむ方や鮫島に渡って釣りを楽しむ方などいろんな目的の人がやってきます。
さっそく磯に降りましょう。階段は幅が狭く滑りやすいので要注意やな…
始めましょう!!この時間帯の潮位は40cmくらいかな?時間が経つにつれてどんどん干いていきます。
3. 出会った生き物の紹介
ウミシダ。普段はスルーするのですがよく見るとカニがついているのでもう少しよく観察してみます。
動き回ってすぐ裏側に隠れてしまうのでなかなかいい写真が撮れませんでしたがなんとか証拠写真的に押さえました。
拡大すると確かにカニです。ウミシダにつくカニといえばコマチガニの仲間が有名なのでおそらくそれだと思いますが、この写真だけでははっきりとはわからないですね…。
ウミシダにはコシオリエビの仲間などがついていることもありますので、探してみると結構楽しいです
マダコ。磯遊びの花形の生き物と言えばやっぱりタコでしょう!!
芝崎では結構たくさん見かけます。駆け引きしだいで捕まえることもできます。(今回は逃げられましたw)
ソラスズメダイ。死滅回遊魚の代表的な種類ですが、この時期にこのサイズということはおそらく越冬個体ですね〜。
相模湾の水温も近年は15℃くらいまでしか下がらなくなってきているので死滅回遊魚の越冬例が増えてきています。
ナベカと目が合いました。
こっち見んな…( ´・ω・`)テレル
わりと好奇心が強い魚なので結構遊んでくれます。その辺にいる磯のアイドルですね〜w
ナベカと遊んでいたらミズクラゲがものすごい勢いで流されていきました…
お達者で…( ´・ω・`)
4. 出会った生き物の紹介(ウミウシ)
ここからはこの日に出会ったウミウシを紹介します。
オトメウミウシ。
相模湾の定番中の定番です。磯遊びや浅いところでのシュノーケリングでは毎回出会っているウミウシです。
ダイダイウミウシ。
文字通りダイダイ色のウミウシで白い筋がたくさん入ります。ウミウシとしてはシンプルなデザインですねw
波の影響を強く受けるところにいたのでこの子も撮る方も必死に岩にしがみついている状態でした。
ダイダイウミウシ。
上の個体とは別の個体です。白い筋の入り方は個体差が大きいようですね〜
ヒロウミウシ。
3mm程度の小さな種類のウミウシです。海藻にくっついて波に流されないように必死に耐えていましたが…
飛ばされてしまいました!
この後救出してもとの海藻にくっつけてあげましたが大丈夫だったのでしょうか??
クロシタナシウミウシ。
芝崎海岸ではオトメウミウシの次くらいによく見かける種類でほぼ毎回出会っています。
全身真っ黒なのでなかなかピントが合わないカメラ泣かせな種類ですw
アカキセワタ。
ウミウシの仲間では「頭盾目」に分類されるのですが、触角が無いグループなのでウミウシっぽく見えないですね…。体長2mm程度の小さな種類でもあるので、しらなければただの赤い点にしか見えない不遇なヤツでもあります。
ユビワミノウミウシ。
それほど多く見かけるわけではありませんが毎シーズン1回は見ている気がします。
紫色のリング模様がきれいなので写真映えしますね〜
ミノウミウシの仲間は写真映えする種類が多くて観察していて楽しいのですよ!
5. EXIT
そろそろ上がりましょう。この日は天気も潮回りも磯遊びには最適だったのでかなり多くの人が磯で遊んでいました。
上がりました。
この時間だと潮位は0cm前後だと思います。入った時とくらべても著しく干いていることがわかりますね〜
今シーズン最初の芝崎は生き物の数・種類ともいい感じに楽しみました。
また会いましょう〜♪
今回の磯遊びの様子をまとめた動画はこちら↓
チャンネル登録をよろしくお願いします。