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その重い鎧を、脱げ!
歳を重ねるのは、鎧を着ることに似ている気がする。
若い頃に傷付いた経験を糧に、同じ攻撃でダメージを受けないよう、鎧を身にまとう。
鎧が頑丈になればなるほど、生身の自分が傷付くことはない。
私も、自分が身に付けた鎧に随分助けられた。
「あそこが痛かった、ここも痛かった」
と、どんどん鎧を背負っていく。
次第に、身動きが取れなくなってくる。
何のために、鎧を背負ったんだっけ…?
その重い鎧、何のために背負ってるの?
この鎧は自分を守るために背負ってるの。
だって、鎧の中にいたら、自分が傷付くことはないんだよ。
あの時の傷だって、ここにある傷だって、全部痛かったんだもん。
この鎧のおかげで、もう二度と傷付くことはない。
だけど鎧が重過ぎて、最近身動きが取りづらくなって来てる気がする…
子どもみたいに、気軽に走り出したり、手を伸ばしたりすることができない。
このまま重い鎧に守られて、傷付くことはないけど何も得るものもないまま、死んでいくのかな…
あの時の傷もここにあった傷も、もう治ってる。
わざわざ鎧を背負わなくても、私はもう転ばないかもしれない。
もう一度、身軽になってみてもいいかもしれない。
その重い鎧を、脱げ!
私は未熟で、不器用で、たくさん失敗してきた。
未だに思い出すと恥ずかしくて消えたくなるようなことや、謝っても謝りきれない迷惑をかけてしまったことだってある。
もう、同じ失敗はしたくない。
そんな思いが、私を窮屈にしていた気がする。
今の私はあの頃より大人になって、だいぶ図太くなったし、少しは優しくなった。
ガッチガチの鎧を着なくても、そんなに傷付くことは無いだろう。
むしろ多少傷ついたっていいじゃん、とすら思えるようになった。
だって、この重たい鎧のせいで、身動きが取れない方がもったいない。
もっとワクワクすることが、手を伸ばして走り出した先にあるかもしれないんだから。
ということで、私は私に言いたい。
「その重い鎧を、脱げ!」
思い込みも決め付けも遠慮も我慢も、全部脱ぎ捨てて。
子どもがまっすぐな眼で、未来だけを見据えて走るように。
転んで傷ついたって、また起き上がって、もっとワクワクする未来へ走り続けたいと思う。
何歳になったって、やりたいことやっていいよね!と共感していただけたら、「❤」いただけると嬉しいです。ワクワクする人生を送りたいですね!
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