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【我慢しない子育て#3】やらないことを決める
「ママだから」って、我慢しなくていい。
我慢しない子育てを実践して、家族と笑顔で幸せに暮らしたい。
そんな思いを実現するための連載、第三回目。
前回は、「本当にやりたいことだけやる」ということについて取り上げました。
今回は、「やらないことを決める」をテーマにお送りします!
最後に簡単なワークもご用意してますので、気楽にやってみてもらえたら嬉しいです。
・1日は24時間しかない
子どもと一緒にいると、1日ってあっという間。
これは、ママが仕事をしていようがしていまいが、関係ない、と私は思う。
私もワーママなので、仕事をしている分、育児や家事に割ける時間は少ない。毎日はとても慌ただしい。
かと言って、専業主婦だったとしても、未就園児の場合は四六時中一緒にいるのだ。成長して幼稚園に通い始めたとしても、少ない預かり時間ですぐに帰ってきてしまう。
私なんて、土日に子どもたちとみっちり一緒に過ごすだけで、ぐったりする。
それが毎日続くっていうのも、相当なハードワークだ。
そんな風にきっと、ママ一人一人が、異なった大変さを抱えていると思う。それらに優劣はつけられない。
ただ、唯一共通しているのは、「1日は24時間しかない」ということだ。
時間は、全員に等しく与えられたもの。
そして、みんなこんな風に思っているに違いない。
「1日が24時間じゃ足りない。もっと時間があったらいいのに」、と。
・「やらないことを決める」ことの大切さ
残念ながら、「1日は24時間しかない」というのは、変えられない。
これは、家の中で保管できる物量が、限られていることにも似ている。
放っておいたら、どんどん物は増える。収納用品を増やしたところで、物量そのものを減らさなければ、やがて家の中は物で溢れてしまう。
時間についても、同じだ。使える時間は、限られている。
問題は、物は目に見えるけれど、時間は目に見えない、ということだ。
やらないければいけないことに追われるうちに、あっという間に1日は終わる。
そして、思うのだ。「もっと時間があったらいいのに」、と。
だから、「やらないことを決める」必要がある。家の中が物で溢れないように減らすのと、同じように。
「1日24時間」という「家の中」に、本当にやりたいことが収まるように、不必要なことは、やらないと決める。
前回のnoteでは、「本当にやりたいことだけやろう」と言っていたけれど、実は同じくらい大切なのは、「やらないことを決める」ことなのだ。
・時間を作るために、投資する
「やらないことを決める」方法は、最後のワークに預けるとして、もう一つ大切なことに触れたいと思う。
「やらない」と決めることは簡単だけれど、「やりたくなくてもやらないといけないこと」は、大人になるとたくさんある。
それは、日々の家事であったり、何らかの手続きであったり、他にも色々なことがあるかもしれない。
例えば、私はアイロンがけが嫌いだ。
夫が大企業勤めの時、平日は毎日スーツを着ていた。普通に考えると、週末には最大で5枚のシャツにアイロンがけが必要になってしまう。
私は(そして夫も)、どうしてもアイロンがけが嫌だったから、形状記憶シャツを買うか、クリーニングに出していた。
余分な出費がかさむ、と思うかもしれない。
だけど、かけがえのない時間と、心の余裕のために、投資するのだと思ったら?
アイロンがけの時間と、そのために消費してしまう自分の心を、もっと大切なことに使ったら、それは立派な投資だと思う。(ちなみに、夫は今ではフリーランスエンジニアで、スーツすら着なくなった。文字通り、「やらない」で済むことになった。笑)
もちろん、家計の事情はそれぞれだから、使いたくても使えないケースもあると思う。
だからと言って、何でもかんでも「お金がかかるから、もったいない」と諦めてしまうのはどうだろう?
アイロンがけにかかる時間を在宅ワークに充てて、クリーニング代の足しにしてもいい。プラスマイナスゼロだったとしても、手元にはスキルと実績が残る。
それは、誰にも奪えない、貴重な資産だ。
・ワーク:「嫌いなこと、やりたくないこと」を紙に書いて整理する
最後に、この連載ではお約束のワークを、ご提案したい。
10〜15分、時間が取れる時に少しずつできるような気軽な内容だ。
その①:「嫌いなこと、やりたくないこと」をどんどん書き出す
まず、紙またはノート用意。
3等分になるような線を、2本引いておく。
(大体でオーケー)
そして、一番左の部分に、「嫌いなこと、やりたくないこと」と自分が思ってることを、どんどん書き出す。
※前回のワークをやっていたら、「やった方がいいこと」の右側に「嫌い=×」と印をつけたものを参考にしてもいいかも。
その②:「やめられる=○」、「やめられない=×」を書く
一番左側の欄に、「嫌いなこと、やりたくないこと」ことをどんどん書いた。
その隣の欄(真ん中の欄)に、「やめられることだったら、○」「やめられないことだったら、×」を書いていく。
もしパッとやめられるかどうか思いつかなかったら、△でもいい。
感覚でどんどん印をつけていくことが、大事。
その③:「やめられないこと」は、誰かに頼めないか考える
①と②で、「やめられること」には○が付いた。今この瞬間から、やめると決めて、時間を確保しよう。
問題は、「やめられないこと」として×がついたもの。
これについては、誰かに頼めないか考える。
例えば私は、子どもをお風呂に入れて体を洗うのがすごく面倒だと思っていた。そのことを夫に思い切って話したら、「俺は全然、苦にならないよ?」と言ってくれた。それからは、夫ができる時には子どもの入浴をお願いしている。
そんな感じで、周りの大人に頼ってみる。
もしくは、前述の「アイロンがけ」の例のように、アウトソース先を見つける。
それでも、どうしても誰にも頼れない時は、前回のnoteを思い出してほしい。
「やめられないこと」の、最低ラインを見つけるのだ。
落としどころが見つかれば、随分と気が楽になるはず。
・やらないことを決めて、余白を作ろう
こうして紙に書き出すことで、「1日=24時間」の中に詰め込まれていた用事を、「嫌いなこと、やりたくないこと」を筆頭にして追い出すことができる。
「やらないことを決める」ことによって、初めて「本当にやりたいこと」をやるための余白ができるのだ。
私も、「あれがやりたい、これがやりたい!」と手を広げることは得意なのだけど、やらないことを決めるのがずっと苦手だった。
不思議なもので、自分の心の中にある「嫌いなこと、やりたくないこと」に目を向けることで、「本当に好きなこと、やりたいこと」も、さらに見えてきたりする。
ポイントは、「昨日好きだったことが、今日も好きとは限らない」ということ。
反対に言えば、「昨日嫌いだったことが、今日には好きになっている」こともあり得るということだ。
「やめられることなんてない」と思い込んでいたとしても、定期的に見つめ直すことが、大切かもしれない。
・おわりに
これからも、今回のような簡単なワークとともに「我慢しない子育て」を実践する方法を、連載していきます。
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