『貴石奇譚』目次
輝く宝石よりも惹かれるものをひとつ挙げるとしたら、それは人の心だろう。おまえの美しく輝くその心の奥には一体何が宿っている? 激しく燃ゆる炎の煌めきか、やさしく揺れる水面の透き色か、往く道を示す自由を纏った風か、意志を根差した強き大地か、眩しい太陽の光、淡い月の光か、それともその背後に色濃く映る闇の影か。輝くこの世界に物語は集う。ならば、おまえの云う美しさとは。
※連作短編小説 それぞれ章ごとに不規則に更新しております(どの章から読んで頂いても差し支えありません)
【登場人物】
アベル……空賊団〈ムートン・ヴォルゲ〉頭領。鬼族の元貴族
ジーク……アベルの右腕。人間。元奴隷
ラルウ……海賊団〈シーサーペント〉頭領。人魚
サラ………猟師の少女。狼の獣人
ミラ………サラの妹。狼の獣人
犬童………インドウ。機械人形の青年。踊り子
薫子………カオルコ。犬童の師匠。メイジ。人間
カルト……犬童を造った本人であり彼の主。発明家。人間
韻響………インキョウ。カルトの亡き妻。踊り子。人間
『ブラックシープの愛し方またはピーターサイトの章』
イエス・ノー
止め処ある魔物
アルバ
不夜城
太陽のことわり
空を手にした盗人
ひかりに遠吠え
『花まもりの狼またはヘリオドールの章』或いは
『名もなき化け物またはカメレオンダイヤの章』
いのちに一番近い指
うみを返せ
たましいに狼
誰も教えてくれなかったこと
フラワーアンドドラゴン
『太陽のための月またはアンモライトの章』
輝脈
耀樹
プロブレマティカ
化石を孵化す
白い孔雀
琥珀をやどす
火と救い
モーンガータ
💎
いとし君よ、百万年の愛の歌を
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