
収入、資産の格差は大きくなる一方
世界の大富豪の資産が急増中
今年もフォーブスの長者番付が発表されました。テスラのイーロン・マスクが2位に上昇したのが目立つくらいで、1位は今年もAmazonのジェフ・ベゾスなどトップグループの顔ぶれはいつものメンバーですね。アメリカのハイテク企業の経営者、投資家などが今年も並んでいます。
確かに顔ぶれは変わりないですが、まず注目すべきはその金額です。
1位のジェフ・ベゾスが1770億ドルと大幅に増えていますが、同様にトップ10人の資産合計が昨年の6880億ドルから今年は1兆1500億ドルと大幅に増えています。
10億ドル以上の資産を持つ人数も2755人と昨年より660人も増えて、その内493人が初めてのランキン入りしたということです。
1000億ドルで10兆円なのでジェフ・ベゾスの資産は20兆円近いということです。もうここまで来ると金額が大き過ぎてピンとこないですね(笑)
僕が重要だと思うのは数字自体ではなく、この1年で世界トップクラスのお金持ちの資産が大幅に増えたということです。
世間ではコロナ不況とか大変な状況だと言われてますが、その間にお金持ちはどんどん資産を増やしているわけです。
この傾向は今年に限ったことではなく、以前から概ね右肩上がりで増え続けています。 つまりお金持ちはさらにお金持ちになり続けているということです。
これは海外だけの話ではなく、日本のトップクラスの資産家であるソフトバンクの孫さんやユニクロの柳井さんの資産も大幅に増えています。日本でも海外でもお金持ちはさらにお金持ちにという傾向は加速しているわけです。
サラリーマンの収入格差も拡大してるのでは?
そんな大金持ちの話を聞いても、私達一般庶民には関係ないと思う方もいると思いますが、僕はそうじゃないと思います。
僕たちネット起業家の収入もトップクラスの収入は10年前に比べると、大幅に増えていると思います。データがあるわけではないですが、有名なネット起業家の知人が多いので会食などでそういう話はよく出ます。
でもネットビジネスに参入する人は加速的に増えていますが、あまり稼げてない人が増えていると思います。
つまりネット起業家を取ってもみても、稼げている人と稼げていない人の差は拡大していると思います。
さらに、これは日本の場合ですが、サラリーマンにしても初任給はほとんど上がってないし、昇給も少なく平均年収は下がっています。僕がサラリーマンだった時代は、終身雇用で年々昇給して同じ会社に長く勤めていると、誰でもどんどん給料が上がったけど今はそうはいかないですね。
つまりサラリーマンも一部の人だけ高給をもらい、多くの人が安月給で定年まで働くようになってきています。
格差拡大はいいこと?悪いこと?
冒頭に書いた世界の大富豪の資産が急増しているのと、桁は全然違いますが、僕たちのような小規模な起業家もサラリーマンも、収入、資産の格差が大きくなっている傾向は同じだと思います。
一部の人がダントツ高収入で多くの人が低所得という構図が、すべての社会でできて、その格差は大きくなる一方だと思うし、誰も避けられないと思います。
ただこれを読んで「最悪」と思うか「やった!」と思うかはあなた次第です。 僕はこの傾向は決して悪いとは思いません。頑張った人が大きな収入を得て、頑張らない人は少ない収入で我慢するのは、ある意味当然だと思います。 起業家でもサラリーマンでも今自分が属している中で、一部の高収入を得られる人になろうとすることが大事だと思います。