このレースの失敗要因は明確だよ。
っていうのはね、自分のレビューにこだわってしまったこと。
先週は怒涛の3連発をバックスクリーンに叩き込まれた節穴は3発目にこんな予想をしていたんだ。スタートを決めたところまでは良かったけど、「期待した末脚はどこへおいてきた?」と問い詰めたいほどに無抵抗にずるずると下がっていくサメカツの姿。その昔、掛布、バース、岡田に3連発を浴びた槇原のようにTVの前で崩れ落ちたものだよ。
ルメールもデットーリも蹴散らせと書いたけど、当のサメカツあらため鮫克が一番蹴散らかされているんだから話にならないレースだった。
勝ち馬と同じバリ取りをして沈んだ以上、馬が弱かった。そんな馬を推奨した私が節穴だった。
そんな話にならないレースであっても「今日勝てなくてもいつか/次に勝てるようになるためのヒント」を見出すべく、レビュー会議が粛々とおこなわれたので特別にその内容を公開。
このレースもいろんな示唆に富むものだった。
もちろんこのレースに限らず、どんなレースにだって示唆には富む。その示唆をどのように見出すかが、次の/いつか来るレースの勝敗を分かつ。
たとえば2歳牝馬に海外遠征なんて無理だろってこと。このたびのデットーリの来日は、おそらくだけど日本のファンへの引退興行。そう位置付けるのが正しい。
関東馬の京都への遠征に「移動による負担」を声高に書くマスメディアが、なんで2歳牝馬の海外遠征を評価するかなぁって疑念は正解だった。
1人気⑩のマイナス12kg。成長期のこの馬体減は致命的だ。ルメール神だって、致命的なネガティブ要素には抗えない。
騎手の勢いもあって穴人気した③だって、いくら新聞が好意的に書きたてたとしても「前走(ファンタジーST1着)は馬場のバイアスに恵まれただけ」のものだったという評価こそが真っ当なもの。
もっといえば、そのファンタジーST組でいえば、馬場のバイアスだけでなく、2歳牝馬が不良馬場を走った疲労も考慮すべきだし、そもそもファンタジーSTってのは1200に活路を見出す短距離馬が「あわよくば」を狙って出走するレースなんだから、今の淀のマイルとの適合性って皆無に等しいことだろうよ。自分でもそのようにファンタジーSTの推奨note書いてたじゃん。
何が言いたいのかって?
私の節穴を恥じ入ってるってことだよ。