年の瀬だねぇ。
いやね。ジャパンカップが終わったあとに始まる中山開催。この長距離戦のたびにしみじみと思うんだよ。いよいよ12月だねぇって。特に昔のこの時期の中山開催はまっ茶色の芝だったからねぇ。そんな芝を眺めながらしみじみと年の瀬を思ってきたもの。同じ茶色の芝でも、年明けの金杯のときと受け止め方が全然違うのが不思議だよ。まさに競馬は人生の風物詩。
われわれが競馬を愛する気持ちと同じような愛をジョッキーとして表してくれているのが、そう酒井学J。「学の愛撫」ってもう有名だもんね。走り切った馬を労わるレース後の愛撫を表彰式でも見たいと思うよ。そんな期待もあっての推奨。
推奨 ⑦メイショウブレゲ(牡5 57 酒井 本田)
※枠順確定後にゲートNo.を追記するとともに、最後尾でもコメントを付した。
もちろんそんな「お気持ち」だけではなく、ちゃんとした推奨理由はいろいろある。「お気持ち」を排除した会議の内容を例によって特別公開。
その後の成績は以下。彼女は続く3C「松籟ST(3000M)」でも乗せてもらえたのはオーナーの厚情なんだろうけど、そこまでだったね。日本の女性Jには長距離戦は荷が重いことを実証したかのように、これをもって乗り替わり。
今週のいろんな分析作業中に、このnoteの立ち位置のひとつである「競馬の複雑性」について思うところがあったんだよ。
というのはね、ちょうどチャンピオンズカップに出すサンライズジパングの音無師も記者会見で同じようなことを言っていたことなんだ。「芝に適性があるのか、ダートに適性があるのか我々もわからないから試行錯誤してきた」と。
そうなんだよ。「(科学的に)わからないことをわからない」と正直に言う姿勢の延長線上でしか「競馬の複雑性」には対処できないんだと改めて思う。もちろん、わからないことを放置するのではなく、何とかわかろうとする試行錯誤を伴ってこそ。そんなことを音無師が言ってくれていたからうれしくなってここでも備忘的に書き残しておきたいんだよ。そんな試行錯誤って、このnoteでいう「今日勝てなくてもいつか勝てるようになるためのヒント」を見つける過程のことでもあるんだもの。
これまでも書いてきたように、このnoteは的中不的中を声高に叫ぶようなことはしない。ただ、負けた中からも「今日勝てなくてもいつか勝てるようになるためのヒント」を見出しながら、真摯に競馬の複雑性に向き合っていく。
上記の会議資料でも書いた「著作権」についても、当たり前のこととして遵守する。映えや集客を意図した「映像や写真の無断使用/著作権侵害」を何とも思わない層とは一線を画していく。競馬に敬意を表するのと同じように、いろんな著作権限者にも敬意をもって接するよ。不便だろうけども、映像等は必要に応じて読者さんで確認してほしい。
その姿勢を理解してくれる読者さんに何かが届けばうれしい。
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まだ木曜日のおやつタイムだけど、今のうちに書く。よほどの調教/調整ミス、よほどの馬場の悪化、よほどのゲート運のなさ。そんなよほどがない限りこんな考えでレースに向き合う。
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