【シャドウバース】マイローテ環境最強の機械入りコントロールネメシスで差をつけろ【シャドバ】
はじめに
ついに次期カードパックも発表されたシャドウバース。現在開催中のマイローテグランプリは……
ディスカ!
ギガキマ!
専門店!
そしてディスカ!
(たまにハンドレス!)
多様なデッキが見られるはずだったマイローテは、おおよそこれらのデッキに支配されていた……
最速7ターンで不可避の20点を飛ばしてくるギガキマ超越。安定して2ブーストすることで4プレシオが上振れではなくなったプレシオディスカ。なぜか6ターン目に始動する専門店。そしてほとんどの除去を受けないノール&ブランを出し放題のリュミオール。盤面で勝負するデッキのほとんどはそれらの対話拒否デッキに息の根を止められ、それに対処しようとするとたまに現れるハンドレスヴァンプに圧倒される。
ギガキマをダメージカットで対策すればディスカと専門店にチクチクと削り取られ、効果ダメージ無効を張れば超越で剝がされてギガキマが飛んでくる。
その両方に対応しようとすると今度はハンドレスヴァンプが圧倒的なアグロ力で叩き潰しにくる。
そんな地獄のマイローテグランプリで、高速で20点を削ってくる最強の対話拒否デッキのすべてに対応できる都合のいいデッキなんてあるのか───
ありました(迫真)
そんなわけで、現在マイローテ環境で猛威を振るう大半のデッキすべてに対してある程度勝てる機械入りカラミティコントロールネメシスのご紹介です。
デッキの概要(本編開始)
簡単にまとめると『体力上限を伸ばしながら大ダメージを神器、小ダメージをシオンで防いで大型を並べ、相手にできることがなくなるまで耐えきるデッキ』です。
相手に合わせて動きを変えるため覚えることはそこそこ多いですが、ある程度必要なカードが引ければほとんどのデッキに互角~微有利程度に持っていけることが特徴です。
採用カードの紹介
主要カード
カラミティ・モード
このデッキのメインコンセプト。1枚使えるとそれだけで出来ることの幅が広がったり狭くなったり。ただし基本的に使い得なので1コスト余ったら使ってよい。永久の盾・シオン
本体もアクセラレートもとても強い最強カード。このデッキでは基本的に本体で使う。進化置きするとギガキマ進化で取れない体力10になるのが非常に強力。神器鳴動
ダメージカットのギルティ・シールドしか使わないと見せかけて実は全部使う万能カード。エンハ5で使うことが多い。干絶の飢餓・ギルネリーゼ
2コスで使っても直接召喚でも強いお姉さん。進化権があれば6点回復できるので序盤に削られた体力を簡単に取り戻せる。アグロ対面では非常に重要なカード。百獣獅子王・グライアス
アクセラ0で序盤の除去に使うほか、葬送した巨兵とアニマルパペッターで出したマシンベアでカラミティのカウントを3進めながら進化込み13点を削ることができる。人造の代弁者・ヴァーミディア
3コスでカラミティのカウントを2進める最強カード。序盤でも終盤でも腐らないうえ、手札で腐ったフォロワーを捨てられるのも非常に便利。万識を超えたもの
盤面処理に特化したスピネみたいなやつ。能力の条件を満たしていなくても2体消滅させながら盤面を作れるが、5コス以上が10体破壊されていると本体が10点になって疾走する。
3枚あってもいいが使わなくても勝てることが多々あるので2枚。
補助カード
時空の掌握者
半分は趣味で入れているカード。どうしようもないときはこれを出して都合のいい効果が出ることを祈るのも一つの手。ごくまれに存在するアルバハ系はこれが見えた時点でリタイアしてくれることもある。
ただし強く使える場面が限られること、そもそも運ゲーすぎること、使うときは1枚から好きなだけ増やせることなどからピン差し。舞い戻る奏絶
手札を減らしながらカラミティのカウントを稼げるカード。終盤はヴァーミディアが回収できるが、その効果はあまり使わないので序盤に余ったコストを使うために切ってよい。導く鐘・ベルエンジェル
1度だけダメージを無効化する0/2守護。アグロにめっぽう強く、進化ターンまで残ると手札を増やしながら最大5/7まで巨大化する。アーク
2ターン目に置けると強いアミュレット。デッキからネメシスフォロワーをサーチする効果と体力最大値を伸ばす効果がマイローテでは有効に働きやすい。
欲しい場面は多いが複数枚置くと手札が溢れてカラミティエンドが燃えるので2枚。ウーラノス
3コス3/3で体力3以下を消滅させられる。多くのアグロに刺さるほか、デッキが20枚以下ならディスカのノール&ブランを処理できる。天使の恩寵
後攻4ターン目の上振れ要素。3コスで使ってもまあまあ強い。アニマルパペッター
グライアスで出すためのマシンベアを供給する。ベルエンジェルの裏に隠す動きが強力。3PP余らせれば全体3点を出せるので先5でベアに進化を切ることでアグロの盤面を一気にさばける。箱庭の追憶・オリヴィエ&シルヴィア
ファンファーレでEPを回復して、進化時に消費したEP分の全体ダメージを放ちながらPPを回復してくれる。アークや恩寵を強く使いやすくするほか、実質1~2コスなのでシオンや神器と合わせやすい。朽ちた巨兵
引けたらヴァーミディアで葬送してグライアスで射出する。以上。
ほかに使い道がないのでピン差し。セレスティアルアーティファクト
ヴァーミディアが引けないときにアクセラ1でサーチする。ヴァーミディアが足りているときは葬送の弾になる。
3枚あっても余るので2枚。
マリガン
共通
カラミティ・モード
アーク
神器鳴動
天使の恩寵(後攻のみ)
初手で動きを安定させるカードを引けると相手の動きに対処しやすくなるので、以上4枚は共通でキープ。神器はどのデッキでも役割を持てるので見えたらとりあえずキープ。詳細はプレイングの項目にて。
対面次第
シオン
ウィッチ(SFL、FOH)、ドラゴン(FOH、CDB)、エルフ(RSC以降)
専門店とディスカ2種はシオンのダメカがないと辛い。
超越ギガキマは超越でシオンのバリアがはがれてしまうが、変異の雷撃か冬の女王のきまぐれを積んでいない限り1枚では処理できないので出し得。
ラティカエルフ、アリアセッカともに進化置きされたシオンを除去しながらリーサルすることが非常に難しいので出し得。万識、ウーラノス
ネクロ全般、ネメシス全般、ヴァンパイア(SFL)
ネクロはアグロ、進化ともに消滅がそこそこ効果的にはたらく。特に消したいラスワ持ちが見えなければラスワで1ドローできるフォロワーに使うと有効。
ネメシスは同じカラミティ軸かアルバハ軸であることが多い。カラミティ軸は5コス以上フォロワーの破壊カウントを遅らせるため、アルバハ軸の場合はアルバハが出てきた際のカウンターに使う。
また、SFLのヴァンパイアはヨルムンガンドを積んでいる場合がある。毎ターン顔にも飛ぶ3点AOEはさすがにつらいのでなるべく消滅させたい。ヴァーミディア、ギルネリーゼ(+セットでグライアス)
ヴァンパイア全般
ヴァンパイアはハンドレス、狂乱、進化など軸が多く読みにくいが大体が序盤からガンガン顔を削ってくるデッキなので除去と回復を確保する。
プレイング
全対面共通の立ち回りは『葬送札で5コス以上を葬送』『ライフを高く保ちながら盤面を作る』『相手の盤面が弱いターンはカラミティの直接召喚+シオン本体などで相手に処理を強要する』。
対面クラスごとの主なデッキに対する立ち回りは以下。(既知のもののみ)
エルフ
カードプールによって異なるが、SFLはリノセウス、FOHは地を裂く異形、RSC以降はラティカといったように大打点疾走でのOTKを狙うデッキが多い。
そのため共通して神器鳴動のギルティ・シールドが有効。エンハ5で使うと番人から回収できる2枚目含めて4ターン持つのでなるべくエンハ5で使う。
SFL冥府リノエルフ:シールドを置いて耐えつつ、グライアスや万識による疾走大打点を狙う。相手の墓地が20枚前後になったらシオンを置いて冥府を予防する。
FOH地を裂く異形ローフラエルフ:地を裂く異形のOTKとエンハ7ローフラッドの2つを対策する。異形はシールドまたはシオンで止められる。ただ、相手もそれを想定して最初から真理の逆転を狙ってくる場合もあるので、なるべくドロソを温存して真理の逆転が使われた次のターンにドロソを使い切ることで対策する。
RSC~RGWラティカエルフ:打点がギリギリなことが多いのでアークやワールドエリミネイターの体力最大値上昇が重要になる。また、リーサルの動きをしながらシオンを取ることが難しいため、シオン本体置き+遮断でほぼ確実に1ターン延命できる。
ロイヤル
基本的にどのカードプールでも盤面勝負をしてくれる貴重なクラス。貴重すぎてめったに当たらない。
疾走主体、進化主体、連携フェイランなどデッキタイプは多いが、基本的にはオリシルやマシンベアのAOEで除去しながら盤面を作り、相手が除去しきれなくなるのを待つか、カラミティエンドを狙うのが基本。
カラミティモードから出てくるトークンは盤面処理能力が高いので相性的には有利。
ただ、ギルティシールドもシオンも効きにくいのである意味では一番戦いにくいクラスでもある。
ウィッチ
SFLは超越ギガキマ、FOHは専門店か(リンクル)キャルと考える。
超越ギガキマ:シオンバリアが超越ではがれるのでほとんど効かない。ただし進化置きしたシオンを1枚で除去する手段がなく、出せると一気に有利になる。また、シールドのカウントダウンが相手ターンでは進まないので超越2枚までなら耐えられる可能性がある。
専門店:シオンのバリアで完全に機能停止する。やはり進化置きしたシオンを除去できないので一度置いてしまえばOTKされる危険性を一気に減らせる。また、ダメージが顔に飛ぶか盤面に飛ぶかはランダムなので大型を一気に展開するだけでもある程度の対策になる。
(リンクル)キャル:専門店と同じFOHのカードプールを選べるので紛らわしいが、2ターン目の動きがマナリアの偉大なる秘術(キャル複製)かリンクルの場合はキャルウィッチ。この場合、カラミティモードで体力を増やして粘り勝ちするか相手の除去が間に合わない盤面を作ることで対処する。特にキャル特化の場合、体力4以上のフォロワーを2体以上並べるとキャルだけでは盤面を処理しきれないため、こちらの体力が0になる前に相手の体力を0にできる。
ドラゴン
CDB、FOHはほぼディスカドラ。ごくごくまれにアルバハ軸も存在する。
FOHプレシオディスカ:プレシオ本体を番人で当たって除去しながら神器鳴動からスピアを出してドラゴニュートスカラーに備える。
CDBリュミオールディスカ:ノール&ブランが非常に厄介。デッキを掘りまくってウーラノスを進化させられればある程度対処できるが、2体以上出てきた場合はリタイアを検討してよい。
総じてディスカ対面は不利気味。ただ、シオンバリアを張りながら盤面処理を続けられれば相手のデッキが切れて勝てるので、とにかく耐久に全力。
アルバハ:ウーラノスか掌握者が引ければかなり有利。掌握者が早期に引けてかつ低コスだった場合は早々に出して進化することも選択肢の一つ。また、カラミティモード関連のカードを手札に持っておくとデッキが切れにくくなる。
ネクロ
フリーマッチで何回か当たった体感ではSFLのアグロ、グレモリー、進化ネクロが多い印象。
いずれも消滅がそこそこ効くので重要そうなフォロワーを積極的に消していくことが重要になる。
また、ダークアリスは万識を出して本体で当たる→異界の生命で消滅の順に除去すると相手のデッキを消し去りながら処理できるのは覚えておくとよい。
ヴァンパイア
ハンドレス:ヴァーミディアで回復と除去をしつつ、相手のパラセリゼが切れるかこちらが大型を出せるターンになるまで耐久。アニマルパペッターから出てくるマシンベアやオリシルのAOEを使った除去が重要。
セクヴァン:1~2ターン目で復讐状態になられてアグロを食らうとどうしようもない。ただしそれさえ乗り越えてしまえば回復とダメージカットで十分耐久可能。
SFLヴァンプ(ニュートラルヴァンプ):当たった回数が少なすぎて確かなことは言えないがバフォ昏きがやはり強い。ただしニュートラルによるアグロはグライアスやヴァーミディアで十分対処可能な範囲。
ビショップ
実際に見たことがないので細かいことは不明。
一応守護、清浄、エイラ、天狐、アミュビショが想定されるが、対面拒否で顔をガンガン削ってくるデッキが少ないので有利に立ち回れる……かもしれない。
(セラフビショは巨兵付きのグライアスが必要になりそう)
ネメシス
共鳴アルバハネメシスか同じカラミティネメシスと考えて動く。
共鳴アルバハの場合は2ターン目のカシムを低コストで除去できるグライアス、カラミティの場合は消滅できるウーラノスと万識が引けると有利になりやすい。
また、アルバハ軸の場合は早めに必要なカードを引ききっておきたいので神器鳴動はドグマをチョイスする。
さいごに
簡単なプレイングの内容だけで3000文字弱になってしまいましたが、以上のプレイングを覚えておけばマイローテ環境の大半のデッキにそれなりの勝率を確保できると思います。
ブン回ったデッキには押し切られることがあり、手札事故もあるのでグランプリ5勝は厳しいかもしれませんが、ほとんどの対面に対応できるので安定して4勝を積み上げることができます。
環境デッキミラーばかりで飽きた、デッキ相性次第で勝ち負けが決まってつまらん、そうお思いの方におすすめのデッキですので、ぜひお使いください。