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一年の計はマンダラにあり

(Image Credit: Soymilk)

ロサンゼルスエンジェルスの大谷選手が高校生時代に描いたビジョンとロードマップの写真だ。

高校生とは思えない確信と明瞭さに溢れていたことが、一時期話題になった。

3x3マスの表9つからなるこの表を、「マンダラチャート」と呼ぶ。

目標と、そこにたどり着くまでに必要な努力を明確にするために使われる、システム思考ツールの一つである。

この時期、新年の抱負を具体的に立てる上でとても重宝する。

マンダラチャートの使い方は簡単だ。


①まず最初に、中心のマスに目標を記入する。

この目標は、SMARTに設定したい。

[S]pecific=詳細
[M]easurable=定量的
[A]ttainable=実現可能
[R]ealistic=現実的
[T]ime-bound=時限的

例えば大谷選手の場合、「ドラ1 8球団(ドラフト一位を8球団からもらう)」と書いてある。

②次に、目標達成に必要な要素を中心マスの周りに8つ記入する

抜け漏れが無いように、ブレインストーミングと分類を行うのがおすすめた。

大谷選手は、以下の8つを記入している。

体づくり
コントロール
キレ
スピード160km/h
変化球

人間性
メンタル

本当に高校生だろうか。

③8つの要素それぞれの達成に必要な要素を記入する

まず、中央の表を囲む8つの3x3の表のそれぞれの中心に、先ほど記入した目標達成に必要な要素を記入しよう。

次に、それぞれの要素に対して、具体的に実行できる、アクショナブルな行動を記入しよう。

ここでも、SMARTを意識したい。

④実行が全て

マンダラチャートを作って、終わりだと勘違いしてはいけない。

マンダラチャートで可能になるのは目標と必要な行動の明確化であり、具体的なスケジュールは存在していない。

ガンツチャートの作成やカレンダーにルーチンワークを設定するなど、時限性を考慮して実際に実行できる、フォローできる仕組みを整えることが重要である。


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