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ディップスを制する者が三頭筋を制する(かも)
上腕三頭筋の発達に悩む人は多いかもしれません。
上腕三頭筋は、特に腕の太さや幅に寄与しやすい部位ですので、この上腕三頭筋の発達が不十分な場合、上半身の迫力や肩幅の広がりに欠けた印象の身体になりやすいです。
それじゃあ鍛えよう!
となるわけなのですが、果たしてどのような種目を選択すべきなのでしょうか。
上腕三頭筋を鍛える種目として、プレスダウンやライイングエクステンション、フレンチプレスを選ぶ方は多いと思います。
なぜでしょうか。
それは「収縮と伸展を感じやすいから」に他ならないのではないでしょう。
トレーニーの傾向として、対象筋への感覚が微妙な種目を選択しないというものがあります。
ディップスやナロープレスなど、上腕三頭筋の中でもコンパウンド(多関節)種目はその性質上、アイソレート(単関節)種目よりも対象筋の収縮を伸展を感じ取りにくいのですが、上記のような理由で普段のトレーニングから外すトレーニーは多いようです。
ライイングエクステンションをやりこんでいても、ディップスやナロープレスをやりこんでいる人は少ないでしょう。
アイソレート種目に対して、コンパウンド種目の難易度が上がることは言わずもがなですが、上腕三頭筋の場合は特にコンパウンド種目が避けられがちです。
(三頭筋を鍛えているのか、大胸筋を鍛えているのかがわかりにくいことや、そもそも鍛え分けしにくいことも原因かもしれませんね)
しかし、高重量による刺激を加えるのであれば、コンパウンド種目一択でしょう。
例えば、ボディビルポーズであるフロントダブルバイセプスでは、腕から垂れ下がるようなボリュームの上腕三頭筋が必要とされますが、アイソレート種目のみでその筋肉量をつけることは至難の業です。
どこかで、上腕三頭筋狙いのコンパウンド種目を克服しなければならない。
特にディップスで上腕三頭筋に刺激を入れる難易度は非常に高いです。
ディップスをマスターできるころには、上腕三頭筋をマスターできているかもしれませんね。