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実質2度廃業した僕が個人事業主として生き残るためにしている3つのこと

SONOです(ProfileTwitter)。過去に実質2度廃業をして現在は会社員と個人事業主を組み合わせながら生きています:)きょうは「実質2度廃業した僕が個人事業主として生き残るためにしている3つのこと」を解説していきます。

00 だいたいの個人事業主が廃業する理由

まず多くの個人事業主が廃業する理由について前提を整理しますね:)

・単価が低い
・固定費が高い
・継続案件でない
・自分が働けなくなったらまわらない
・儲からない市場で仕事をしている
・リスク分散をしていない
・そもそも経営者という意識が低い

だいたいこのあたりなのかなと。僕の場合は1度目の廃業は家族撮影やウェディング撮影などを安く請け負ってしてしまい、うまく差別化や独自化ができないまま体調を崩し廃業しちゃったんですよね。2度目の廃業はインバウンドに特化していたのですが、新型コロナの流行で市場自体が消え去ってしまったのが大きな理由でした。

01 空き家再生事業

空き家再生は夫婦で行っている事業です。1度目の廃業から収益のあげかたなどお金の勉強をしました。そこでたどり着いたのが「空き家再生事業」社会人2年目くらいから空き家再生をはじめたのですが、普通の賃貸の家ってだいたい

・壁は白いクロス
・床はクッションフロアかフロアタイル
・照明はシーリングライト

が多いんですよね。僕たちの場合は

・床は無垢材
・壁は漆喰
・照明はペンダントライト

など使いつつ、SNSやブログで発信することで差別化をしながら事業として行っています。

床は無垢材
壁は漆喰
電気はペンダントライト

手間暇がかかるうえに経費も多いですし、借り入れなどリスクもあるのでメリットばかりではないのですが、それでもある程度安定した収入を仕組み化できるのは写真撮影のようなスポット型の収入とは性質が違い安心感があるんですよね。

最近は「不動産キャンプ」という不動産業務をまなぶ講座を週1回受講しているのですが、空き家再生など不動産をさわるような事業を検討している人は知識をコツコツまなぶ必要性があるなとひしひしと感じています。

例えば物件を購入する際には、多くの人がアットホームや空き家バンクなどから不動産屋に物件の問い合わせをするのですが、売主さんと不動産屋さんとの間の物件契約の種類は大きくわけると「一般媒介・専任媒介・専属専任媒介」3タイプあって、値下げ交渉のしやすさや不動産担当者の取り扱い優先順位が違ったりするんですよね。

不動産屋の担当のモチベーション的には「一般媒介」よりも「専任媒介・専属専任媒介」のほうが物件を囲い込みつつ手数料を多く取りやすいので、物件の値段交渉もしやすかったりするそうな。実際の講座の資料を拝借すると以下の通り(シンプルでわかりやすい)。

3つのタイプの媒介契約の種類がある(不動産キャンプ
一般媒介は複数社に売却依頼できる
(他社に物件をとられちゃったりする)
専属専任媒介は1社のみ売却依頼ができる
(売主は自分で買い手を探してもOK)
専属専任媒介も1社のみ売却依頼ができる
(売主は自分で買い手をさがせない)

ちなみに売り物件の値段ってどうやって決まるか知ってます?大きく分けると次の3つにわかれるそう(全然知らなかった)。

・取引事例比較法(過去の成約事例をレインズなどから探し試算)
・原価法(再調達価格×延床面積×(残耐用年数÷耐用年数)で試算)
・収益還元法(査定価格(収益価格) = 1年間の純収益÷還元利回りで試算)

査定方法は3つにわかれる

物件の値段ってどういう方法で決めているのかいまいちわからなかったのですが、こういう背景を知っていると値段交渉の際にも有利に働くかもですね:)

そのほかにも不動産につとめる宅建業者がどういった目線で業務に当たっているか知るのは一般の不動産購入者として有益なことばかり。講師の白井さんは20代で親しみやすく、大手不動産で実務をバリバリされていたそうな。月額8800円で入会している月の講座資料や講座動画はアーカイブされるので、僕のように不動産を事業の1つとして考えているけど知識や経験がない人は無料体験に参加してみるといいかもです。

講義日時:毎週水曜日(4回/月) 21:00~22:00
講義場所:ZOOM(オンライン)
無料体験申し込み

02 一生できる趣味と仕事をつくる

新卒入社した会社に定年退職までつとめあげる」みたいな時代は昭和で終わってしまった日本ですが、個人事業主もおなじで「一生できる趣味と仕事をつくる」のがとても大切だなと感じています。僕の場合は

・写真や映像撮影
・英語通訳ガイド
・古民家ゲストハウス

あたりを20代のうちにベースとしてつくってきました。一生面白おかしく細長くやっていきたいなぁと。ロールモデルのひとりにお世話になっている日本最高齢の全国通訳案内士にジョー岡田さんという伝説的な人がいます。90歳をこえていまなお現役で楽しそうに通訳ガイドをしている姿に尊敬の念を禁じ得ません(通訳ガイドしているとき以外は近所にいる気のいいお酒大好きなおじいさんですが 笑)。

ウイスキー片手に嬉しそうなジョー岡田さん

詳しくは「ラストサムライ90歳の通訳案内士ジョー岡田に聞くこれからを生き抜くための3つの秘訣」に書いているのですが、とにかくパワフルで「こんな生き方したいな」と素直に思える人生を送っているんですよね。

1つの会社をつとめあげて定年退職後はゆったり過ごすのも良いかもですが、個人的にはいくつも楽しいことを並行して個人事業でやりながら、可能な限り長く働きたい(遊びたい)なと。

03 会社員と個人事業主のパラレルキャリア

最後はこのマガジンで常々言っている「会社員と個人事業主のパラレルキャリア」ですね。僕の中では「生きる=暮らす×働く」という認識でいるのですが、「想いとお金のバランスを1つの仕事で100%達成する」のはなかなか難しいなぁと。

会社員は自分の好きな仕事が必ずしもできるわけではないし、顧客や上司・同僚・部下を選ぶこともできません。

個人事業主は自分の裁量である程度は仕事内容や仕事仲間を選べますが、収入が安定しづらかったりします。

だからこそ、働き方を複数持ち「想いとお金のバランス」をとるという選択肢を選んだわけですね。

このあたりの話は「フリーランスカメラマンが地方で空き家を再生してシェアハウスをする理由」でも赤裸々に語っていますのでリアルな心情を知りたい人はあわせて読むと学びが多いはず。

個人事業を失敗してしまう人には共通点があるんですよね「消耗して生きるのが辛いカメラマンは一度カメラから手を離したほうがいい」でその特徴や回避方法を解説しているので大きな失敗をしたくない人は読んでおくとよいです。

時間の流れとともに働き方や暮らし方はコロコロ変わるものです。「スキルと経験の複利で2021年の生き方がガラッとかわった話」では、学び直しにより僕の人生が2021年大きく変わった話を解説しています。いまをもどかしく生きている人は新しい一歩を踏み出すきっかけになるかも。

追記:表には書けないここだけの話

3年くらい前「写真しか撮れないカメラマンは緩やかに死んでいく」みたいな記事を書いたのですが、わりかし当たっていたなと感じています。カメラマンとして食べていけなかった人には共通点があるのですが、どういう点かというと

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