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ボルダリング14-15ヶ月目リザルト

こんにちは、HALです。
少し間が空きました。この間も通ってはいたのですが、進展が無さすぎて書くことが思いつかなかったのです。

絶賛プラトー(頭打ち)期、「始めたからにはやり続けねばならぬ」という義務感で通う私にとって、変化を起こせない時期というのはなかなかしんどいです。わたしは一度始めると辞められない性質なので、みなさんが、登りたくて仕方ない!というご様子なのを羨ましく思ったり。もちろんわたしも楽しんではいるのですが、やり続けねばならぬ、続けねば弱くなってしまう!という焦燥から、義務感のほうが強くなりがちなんですよね。

今月は少し完登も増えて、成果は感じられました。でも形には残せなかったので、来月からまた「先月より後退してしんどい」とならないようにしたいです。


10月11月、試練の日々

10月(2年目初月)、noteにはコーデ鬼打ちの話しか書いていなかったけれど、ラスト付近で他より1グレードは難しい(と感じている)系列Bで初めて3級コンプを成し、ホームでは1級を初めて半分落とせるなどなかなか順調な滑り出しだった。

それが11月になると一変。各ジム2級に足止めを食らって全然進捗せず。2級コンプも程遠い中、1級や初段に手をつけられず、2年目期初に立てた「とりあえず全部触ってみる」という決意さえ全うできなかった。

難度の上がりがちなイベント課題が多かったせいか‘’時間をかければなんとかなりそう‘’と思える課題もほとんど現れず、完登数も気持ちも停滞。

通うジムが増えてきて(ルーティン4店舗+月イチ1店舗)店舗ごとの打ち込み量が減り、強き方々の完登動画も数が多すぎて追えなくなり、RPが少なくなりすぎたように思う。フラッシュor未完登の二極化はメンタル的にもあまり良くない。

ただ、ひとつだけ粘った課題もあった。最終日前日と当日に駆け込みで撃ち込み、バラシ含め30撃くらいで各パートはクリアしたものの、ルートが長くて体力が持たず、繋げられずに終わってしまった1級スローパー課題。未完登ではあったけれど、悔しさよりも「筋トレしたったわ!」という不思議な達成感が生まれた。

今まで完登こそがモチベと思っていたけれど、「できそうでできない課題へのトライ」も結構モチベに繋がるんだな。

あと、系列Cで4.5hの最長記録。48完登、未完登も多数。登り過ぎて右肩/右股関節を負傷した😇

12月、1級コンプ目前?

12月は系列Aの2級が順調に進み、Day2で無事コンプ。沼った課題もいて辛勝だったけれども、2級コンプは3ヶ月ぶりだった。

2級コンプに安堵して1級に本格的に手を付け始めることに。Day1で一撃1本、Day2で一撃&二撃(スタートフットホールド微妙な色違いで見落とし)で計3本落としてはいたものの、他3本は触った時点で絶望感しかなく、その他3本については見た瞬間にトライを諦めるレベルだった。

のだが、Day3で3本完登…!やればできる子!

Day3

初日に諦めていたスラブは、Day3の2トライ目にゴール下で足が抜けて滑り落ちるアクシデントに見舞われて怖くなったけれど(たまたま指先が別課題の上部ホールドに引っかかってぶら下がることができ、下部ホールドに激突せずに済んだ)、元々怖くてトライできなかったほうのムーブに変えてなんとかゴール。

恐怖核心にはいくつか種類があるが、わたしは‘’落ちた時にヤバい体勢になりそう‘’なムーブの時は、諦めることが多い。怪我が一番怖いからね。あとはヨレて上部で保持できないパタンも早めに諦める。ヨレて保持できない時って、映画の絶体絶命シーンのような緊張感ない?

そして諦めるときは手を出さない。たまに、「気合で手を出すだけだよ!出せば届く!ガンバ!」と言う声援を聞くことがあるが、その声援、危険じゃないです…?と思う。手を出せない時って怖い時だし、怖いと腰がひけるし、そもそも恐怖を感じるのは危険な時だしね。まあ、物理的に手が出ないポジションの時もあるけれど。

閑話休題。

ただこのスラブ課題は、落ちても安全な体勢のムーブを選択したら滑り落ちたので、どうせ怖いなら落ちた時の体勢は怖くても落ちにくいムーブに切り替えよう、と思うことができたのが僥倖だった。

他は、Day1-2で体力的にトライできなかったルーフを一撃、強傾斜は見た目より悪いホールドに手間取って三撃。

全部で9課題だったので、ここまで6課題完登、あれ、コンプ見えてきた…??でも、あと最終日しか来れないよ?ここ、自宅から遠いし。

Day4

他の遠征やホームを挟みつつ、平日に無理矢理ねじ込んだDay4。

残り3課題は全然光が見えていないので、光を探してひとつずつ触ってみようと行ってきた。

まずは、Day1に何度かトライして絶望し、顔見知りのおじさまにも「あれはパワー要るから難しいかもね」と言われていた課題に取り組んでみる。

この狭さでガストン・・・やっぱり無理・・・もしかしてこれ、ジャミング課題では???

やはり第一核心の想定はジャミングと判明した。が、ジャミングにしても拳を入れることも難しい体勢。動きを変えながら頑張って入れに行ってみるも、わたしの拳ではスッカスカでまったく嵌まらない。何回か試して、肘まで突っ込めば挟まった状態で少し保持できることが判明したので、ボロボロになった腕をひたすらねじ込む。ちなみにこの核心、勢いの必要な3手目でバラせない箇所だったので、ひたすらスタートから腕を突っ込みに行く。

10トライくらいでジャミングは成功するも、その次の手に飛びつくと振られる。ジャミングが抜けること3回、ジャミング自体がすっぽ抜けて背中から落ちること2回(低い位置で良かった)、なんとかジャミング+肩バー(!?)という荒業で抜けられるムーブが見つかり、次の一手へ(肩バーしても振られは発生するのでその後も数回ここで落ちている)。

この課題に第二核心があることは理解していた。なんなら第一核心より難しいだろうことも。ゴールがめちゃくちゃ遠い。縦にも横にも遠い。そしてこれをセットしたセッターさん、長身。

当然の如く取れなくて、バラシでも相当回トライしたけれど抜けられず。あと一手なのに…!という状況だが、第二核心は上部の恐怖系、レイバックの変化系みたいな感じ。閉店も近づき身体もヨレて、このままでは恐怖核心は抜けられないだろうということでこの日は終了し、連日になるけどあと2dayくらい頑張りたいな、と思っていた。

が、この日のトライで無理が祟り、翌日強烈な筋肉痛に。肩も背中も上腕も三頭も腹筋も、あらゆるところが痛い。

流石にレストの必要性を感じ、最終日にすべてを掛けることにした。

Day5

迎えた最終日(Day5)、久しぶりに動画を観ていたところ、残り3課題のうちルーフ課題で、わたしが想定していなかったムーブを発見。まずはそこから試すことにした。まだ、筋肉痛は続いていた。

ファーストトライで下部核心を通過。前は何度やってもできなかったのに。ムーブって大事だなあ。

この課題、完登者数は最も少ないけれど、わたしにとってのラスボスではなさそう。核心はここだけに見えるので、後は登るだけ。この日の3トライ目でゴール前まで到達!あとは引くだけ!

・・・・・・迷いながら来たから引く力残ってなぃいぃ( ´ཀ`  )体力吸われる系核心だったのか。体勢を整えれば出せそうではあったけど、疲労が限界だったのでゴールを目前に降りるハメに。

その後オブザべし直してゴール前の体勢を見直してから10トライくらいしたけど、ルーフなので体幹のヨレがモロに出て下部核心を突破できなくなり、上部まで行けても足が切れてしまったりと立て直せず撃沈。これ、レスト挟んであと1日あったら絶対落とせてたやつ……😭よわっちい身体には限界が過ぎた。

こいつが落とせなくても他に2つも残っている。コンプが懸かれば火事場パワーも出るかもと、わたしにとってのラスボス、パワー系強傾斜にトライしたけれど、ルーフを撃ち込みすぎて身体がガクガクしており、もはやスタートもままならない状態。

今日も何も成果を出せずに終わるのか、否、この筋肉痛をもたらしたジャミング課題がいるじゃないか。正直第二核心の超え方はまったくイメージがついていないけれど、もはやバラす余力はない。第二核心まで到達したらあとは何とかするぞ!と決めてトライ。前回から2日経って第一核心を身体が忘れて超えられなくなっていたけれど、5トライ目になんとか思い出して通過、第二核心・・・ゴールに手が掛かった!が、外れてしまいフォール。

ぐぬぬぬぬぬ。もう一度・・・・・!

ゴール前、何を考えていただろうか。保持するほうの手が非常に悪い。両足も上がっているので、保持手が外れると、少なくとも2.5mはあるこの高さから腰で落ちる羽目になる。それでも、ゴールに向かって手は出すと決めた。保持手を少しだけ持ち直し、ゴールへ手を伸ばす。やはり、ギリギリだ。この不安定な体勢から更に少し飛び出さなければ届かない。足を蹴るようにして身体ごと伸ばしてゴールにギリギリ触れた手は、そのまま滑って外れる予想だった。安全に落ちる体勢を作らなきゃ。

が、あれ?引っかかった……?代わりに軸足が外れたが、引っかかった手が効く方向に向かってくれたのでぶら下がることができた。

この瞬間は走馬灯のようだった。

ゴールホールドは悪く、指が掛かっているだけだけれど、完全に効いている。素早く外れた足を壁について反動を使い、見えないフットホールドを探す。最後のゴールポジションだけ記憶が抜けているのだけれど、ほぼぶら下がった状態でそっとマッチしたように思う。

あ、完登した……

そんな感じだった。嬉しいとか、そういう気持ちも沸かなかった。ただ、積み重ねてきたものをギリギリ出せた、そんな感覚だった。

結果

リザルト、7/9。

きっとしばらく1級コンプを目指せる課題群は来ないだろうと思う。1年内に達成できるかも危うい。

でも、こんなに全部に撃ち込んでひとつひとつ片付けて行ったのは初めてだった気がする。いつもは一撃か撃沈か、撃ち込むにしても1課題とか、そういうことが多いから。

あともう2週間あればおそらくレストを挟んでラスボスまでクリアできていたかもしれない、と思う。今回は2級コンプが早かったお陰でここまで来れたけれど、2級で苦戦してしまうと1級にトライできないし、他の店舗も回らなくてはいけないし、何より撃ち込むとレストに3日はかかるのでこれ以上頻度を増やすこともできない。

今のわたしの限界はやはりここなんだな。2級をウォームアップにできるようにならないと1級コンプは難しいかも。

今後の話

あとから気づいたのだけど、Day5で人差し指の第一関節をパキってしまっていた。おそらく最後のゴール、引っかかった時にパキったのだと思う。そういえばあのゴール取り、保持の感覚が全く無かったんだよね。ジム後にホットヨガへ行ったらどんどん指先が痛くなってびっくりした(温めたらダメだよねえ)。

お陰でこの後のジム周遊計画に見直しが必要そうだ。いずれにしてもこの指では2級以上の課題は難しそうだけれど。

ここまで系列Aに全力してしまったので、ホームや他ジムも回らなくてはいけない。

‘’時間をかければ何とかなりそうな課題‘’にたくさん出会うためにも色んな店舗を周りたい。でも、各ジム下のグレードから全部登っているので、出会えた時には体力が切れている。もう少し出会えた課題をやり込む時間を作らなくては、と思うが、うーん、時間が全然足りない。


▼前回の記事はこちら


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