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  • 60代デビュー・Vlogerへの道

    60歳でVlogerデビューを目指すデジタル音痴な晴子の奮戦記。

最近の記事

再婚1周年の軽井沢物語 プロローグ

ジョン・レノンが愛したフランスパンを売っている軽井沢のパン屋さん、フランスベーカリーで買ってきたクッキーを食べながら、これを書いている。 2024年10月29日。昨日の深夜、1泊2日の旅から帰ってきたところだ。今は、旅の余韻に浸っている。記憶は、時間とともに少しずつ薄れていき、日常のリズムを静かに取り戻していく。 今回の旅も、彼はいつも私の側にいていくれた。彼と同じ景色を見て、同じ味を味わい、同じ感動をする。 「1周年の結婚記念日を軽井沢で過ごそう。前からそう決めていた

    • 『ティファニーで朝食を』で時間旅行:映画で見る社会の移り変わり

      みなさん、こんにちは!最近、古典映画『ティファニーで朝食を』を見てきました。正直、びっくりすることがいっぱい! まず、オードリー・ヘプバーンの美しさにノックアウト。まるで画面から飛び出してきそうな輝きでしたよ。「ムーンリバー」のシーン、ため息が出るほど素敵でした。ギターを抱えて歌うヘプバーン、もう天使としか言いようがありません。 でも、ちょっと待って。映画を見進めていくと「あれ?」って思う場面もちらほら。今の感覚からすると「うーん」と首をかしげたくなる表現もあるんです。

      • 人生の最期まで夢を追いかける—高齢女子の友情が輝く映画

        最近、心を揺さぶられる映画に出会いました。シニアタウンに引っ越してきたある女性の物語で、彼女は余命宣告を受けながらも、人生のやり残した夢を追いかけ続ける姿を描いています。 この映画の中で、特に印象的だったのは「チアリーダーになる」という夢に向かって歩み出す彼女の決意と、その過程で深まる友情です。高齢になってからでも、仲間と共に支え合い、挑戦を続ける姿は、年齢に関係なく人は成長できるんだという勇気を与えてくれます。 また、この映画では、友情だけでなく、困難や葛藤もリアルに描

        • 障がい特性のある子ども達とともに

          無条件の愛が導いた自己受容の道 私は障がい特性のある子ども達に音楽を教える仕事を始めて10年になります。 初めて障がい特性のある子どもたちと出会ったとき、私の心に大きな波が静かに広がり始めたことを今でも覚えています。 子どもたちは私に、これまで感じたことのない「無条件の愛」と「純粋な信頼」を見せてくれました。 その日、出会いは静かで、表面的には何も変わらないように見えましたが、私の内面では新しい気づきが芽生え、自己受容への旅が始まったのです。 子どもたちは、ありのま

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        • 60代デビュー・Vlogerへの道
          4本

        記事

          人生の後半を楽しむための映画:「また、あなたとブッククラブ」

          U-NEXTで「また、あなたとブッククラブ」を観たとき、私は最初、年齢を重ねた女性たちが日常に刺激を求める単純なストーリーだと思っていました。しかし、映画が進むにつれて、それがただのラブコメではなく、深いメッセージを持つ作品であることに気づきました。年齢を問わず、新しい発見や成長の機会があり、人生は後半に向かうにつれてますます熟成されていくものだということを、この映画は私に教えてくれました。 特に印象に残ったのは、ダイアン・キートンが演じるダイアンのラブストーリー。飛行機で

          人生の後半を楽しむための映画:「また、あなたとブッククラブ」

          オンラインカウンセリングで見えてきた再生の絆

          窓を打つ雨音が静かに響く6月の午後。灰色の空から降り注ぐ雨粒が、私の心の内を映し出すかのようだ。 再婚相手との大きな喧嘩が、この月に2度も起こった。女性への嫉妬が原因だ。 (このまま放置したら、バツ2だよなー) 心の声が、雨音に混ざって私に囁きかける。 彼との喧嘩は、日常の景色を一変させる。朝のお弁当づくり、手を繋いで信号まで歩く姿、別れ際の手振り。毎日のルーチンが、外の世界のように灰色に染まっていく。 そして気づく。私の居た世界が、実は愛に溢れていたことに。振り返

          オンラインカウンセリングで見えてきた再生の絆

          アラカンVLoger奮戦記その8〜混ぜるだけの料理から - アラカンの50年料理史

          オーガニックなヨーグルトボウルは、料理と言えるだろうか。 そんな心の声が聞こえてきた。 混ぜるだけじゃん。 いやいや、混ぜるだけでも立派な料理だ。 心の声が応戦する。 と・に・か・く 料理が出来上がる過程を動画にしたかった。それは、心の叫びに近いもの。 私は中学生から料理をしていた。と、いうより、やらされていた。 父が病気で自宅療養。母が働きに出かける。と、いう家庭環境の中、長女なんだから、家を手伝えという圧をかけられてきた。 料理は楽しくなかった。 初め

          アラカンVLoger奮戦記その8〜混ぜるだけの料理から - アラカンの50年料理史

          アラカンVLoger奮戦記その7〜#振り返り 2ヶ月かかってVlogを公開〜

          こんにちは。晴子です。 2ヶ月かかって、初料理動画、you tubeに公開です! 投稿アップ完了したとき、涙が出そうになりました。 ざっくり、振り返ってみますね。 ものかき大学のyou tubeラボに参加後、「Vlog作りたい!」思いが込み上げます。早速リサーチ開始。 見よう見まねで、機材を揃え始めます。 しかし、できそうでできないVLogの壁が、立ちはだかります。 そこで、「超完全版 You Tube大全チャンネル登録者数を10万人にする方法」(著者:小山竜央

          アラカンVLoger奮戦記その7〜#振り返り 2ヶ月かかってVlogを公開〜

          アラカンVloger奮戦記その6 娘のブログに登場した母

          こんにちは。晴子です。 バチャバチャ浅瀬で泳ぐのをやめて、料理VLogerになるための次なるステップです。 「コンセプト」です。 コンセプトは、建物を建てるときの「設計図」のようなもの。 例えば、新しい料理を考えるときに、その料理がどんな味にするか、誰のために作るか、どんな特別な材料を使うかなどを考えますよね。 私は、大事なコンセプトを忘れていたのです。 ここで改めて、晴子のアラカンVlogのプロジェクトのコンセプトを発表します! ジャン! 目的:50代以上の

          アラカンVloger奮戦記その6 娘のブログに登場した母

          アラカンVloger奮戦記その5・大海原に飛び込む勇気の巻

          浅瀬でバチャバチャ遊んでいる。顔に飛沫がかかる。目の前は。大海原。 (そろそろ泳ぎ出してみたら?)心の声が聞こえる。 今年59歳。いつの間にか半世紀。 自分の取り扱い説明書も分厚くなっている。 ここまでは、お試しだ。そろそろ深呼吸して、本格的に準備を始める。 おっと、その前にビフォーアフターを示すためにも、何も考えずに作った料理動画をアップしておこう。 1分間クッキング〜マカロニグラタン〜 新しい挑戦への第一歩 料理動画をアップしたら、次は何をしよう? 何か

          アラカンVloger奮戦記その5・大海原に飛び込む勇気の巻

          アラカンVloger奮戦記その4・冷静と情熱のカメラテスト、の巻

          リングライトくん設置後、ワクワクしたのが良くなかった。 リングライトくんの真ん中に、スマホをはめたら、とにかく、どんなものか撮ってみたくなったのだ。 ここで、冷静さを失っていたのだろう。子どもが遊びを我慢できないのと同じだ。 マカロニグラタンが出来るプロセスを、定点から撮ってみた。 スマホでポチっと赤い丸印の録画ボタンを押せば、動画なぞ、誰でも撮れるのだ。 ね、撮れた。でも、 (こんなに簡単にできるわけないじゃん。なめんなよ、Vlogを) という声もどこから聞こ

          アラカンVloger奮戦記その4・冷静と情熱のカメラテスト、の巻

          アラカンVloger奮戦記その3・こびりついた思い出の巻

          毎朝お鍋でご飯を炊くため、吹きこぼれが激しく、汚れがこびりついたコンロを、ピカピカにした。 実際、料理を動画で撮る人たちは、普段からコンロをピカピカにしているのだろうか。それとも撮影するときに綺麗にしてたら、いつもコンロをピカピカにする習慣が付いていったのだろうか。 それとも、そもそも料理を動画で撮影する人たちに限って、コンロを汚したまま放置するなんてことはあり得ないのかもしれない。 ガシガシゴシゴシ、タワシを擦りながら、そんな考えがぐるぐる浮かぶ。 人に見られるから

          アラカンVloger奮戦記その3・こびりついた思い出の巻

          【シニア世代】音楽人生第3章〜禁断の領域〜

          旦那さんが買ってくれたレコードプレーヤーが届いた。 なぜデジタルが進化していったのか、確認する旅に出てしまった気がする。 そう。テクノロジーの進化は、面倒なことをショートカットしてきた歴史だ。 レコードで音楽を聴くための手間も、ショートカットされてきた。 レコードを聞くためには、儀式のような行程を踏む(ことを思い出した) まず、紙のケースを包むビニールからガサガサ出す。それから、紙のケースからビニールを包むレコード本体を出す。最後にレコードを包むビニールから出す。

          【シニア世代】音楽人生第3章〜禁断の領域〜

          【シニア世代】音楽人生第3章〜レコードとともに〜

          アナログ盤のレコードを聞いた。GWで訪れた旦那さんの実家で。 レコードプレーヤーはお兄さんの所有物。 物を大事するお兄さんのレコードプレーヤーに、劣化は見られない。 30年ぶりに聞いたであろうLPレコードから流れる音は、たちまち心にフィットした。シルクのような柔らかい音ざわりにびっくりする。 私が最初に買ったレコードは、富士山を抱く地方都市の高校生だった頃。 喫茶店でアルバイトをして買ったYMOの「増殖」というアルバムだ。 当時、YMOは、国内のデジタル音楽の最先端。 歌い手

          【シニア世代】音楽人生第3章〜レコードとともに〜

          アラカンVloger奮戦記その2・リングライトくんと仲良くなりたいの巻

          Vlog作るぞ〜。熱い思いで始まったアラカンVlogerマイプロジェクト。 早速、壁にぶつかる。キーと音を立てて止まった車のように…… なんだ、壁? 壁は、リングライトくんです。 私「料理の動画作りたい!」 夫「よっしゃあ〜」 アマゾンプライムで即、我が家にやってきたリングライトくん。 (仲良くなるために、敢えて、リングライトにくんをつけます。) あっという間に夫は、段ボールを開けて、すぐ使えるように つなげてくれました。感謝〜。 問題は、その後。 我が家の狭

          アラカンVloger奮戦記その2・リングライトくんと仲良くなりたいの巻

          アラカンVloger奮戦記その1・iPhone Xでシズル感は出るか?の巻

          Vlogを知ってますか?VlogとはVideo blogの略です。 一言で言うとブログの動画版です。 私、晴子はアラカンVlogerを目指し準備を始めました。 このブログは、VLogerを目指す私の奮戦記です。 かっこいいVlog作るぞ〜! ところで、VLogと言う言葉に気がついたのは、まよまよ先生が主宰するものキャンの大先輩、高齢女子の凛さんのポストです。 ・凛さんの世界観、素敵なんですよね。 (こういうの前からやってみたかったな)と、思い出したのです。 で

          アラカンVloger奮戦記その1・iPhone Xでシズル感は出るか?の巻