【つぶやき】植物が持つ癒しの力②その背後にあるハワイアンの教え
アロハ!
ハワイで、愛やウェルビーイングをテーマにしたコミュニティ運営をしている「愛の学校」です♪
今日はメンバーAiが書いています。
前回の記事の続きです。
農作業中に手を怪我した私。
ハワイに伝わる伝統医療Lāʻau lapaʻau の先生が、処置を教えてくれ、傷が早く治ったことに感動した私は、それをブログ記事にしていいか、先生に聞いてみました。
その時のやりとりです。
先生には最初に、こう聞かれました。
「Ok、まず、昨日起こったことについて、どう感じてるか教えて」
私は、
*先生の言う通りに植物を使って処置したら、あっという間に血が止まったこと。
*自分でもその場で感じるほど「速いスピード」で傷が癒えたこと。
*現代式の、絆創膏とか消毒液がなくても、こんなに傷が治せるんだと驚いたこと。
などを伝えました。
すると、先生は
「うん、それはね、全体で起こってることの25%くらいだな」
「Lāʻau lapaʻauの視点で見ると、もっともっと、沢山のことが関係してるんだよ」
と言います。
私は、いまいち意味がわからず、聞き直しました。
すると、こんな返答でした。
「『怪我をしたから、この植物とこの植物をあてたら、治った』。Lāʻau lapaʻauって、それだけじゃないんだ。」
「例えば、昨日の怪我に関して言うと、
あなたは、先週から、腰痛への対処のために、食事を改善していた(※実は1週間前に、先生から腰痛の一つの原因として副腎疲労を指摘されており、炭水化物と刺激物を控えていました笑)。
だから、体が、戦いモードではなくて、ヒーリングモードに入っていた。よって、通常よりも、傷が治りやすい体内環境であった。
さらにあなたは、今週はいつもより多く、薬草ジュースを飲んでいると言っていたね。ジュースには、ウコン、アロエ、ノニ、オレガノなど、薬効成分の多い薬草が、沢山入ってる。これもまた、傷の、早い回復を促進する要素になっている。
そして、薬草ジュースもそうだけど、あなたはこの畑で出来る食べ物を、いつも食べている。(薬草以外にも、クレソン、タロ芋など色々採れます)。
食べるだけじゃない。
手足を泥だらけにしながら畑仕事をすることで、この場所にいる微生物を吸収して、彼らと一緒に生きている。この場所と、ここの植物たちと、あなたはつながっているんだよ。コネクションがあるんだ。
そして、もう一つ。あなたは、信頼しているでしょう。
Lāʻau lapaʻauと、私、私の教えることを。
(You have a faith in…という言い方)
信頼がなかったら、同じようには効かない。
おまけに、昨日の天気や温度を考えてごらん。
もっと暑くて乾燥していたら。
十分に雨が降らない季節だったら。
植物の癒しの力も、さほど強くなかったかもしれない。でも、昨日は、完璧な温度と、雨のおかげで、植物たちは、かなりハッピーな状態にあった。植物自体のエネルギーが、高かったんだ。
あ、一つ忘れてたのは、お祈り(ハワイ語でPule, 英語でPray)かな。怪我をした時に、お祈りしたらもっとよかったね。でも、私もあなたも、いつも植物には祈っているから、まあよしとしよう。
こういうことが、全部、全部、関係しての、ヒーリングなんだよ。
全く関係ない人が、いきなりここにやってきて、たまたま怪我をしたからといって、じゃあ、唐辛子とオオバコを使って治そう、と思っても、同じように回復するとは限らないんだよ。
それこそ、あなたが言ってるように、消毒液と、絆創膏を貼るのと同じくらい、時間がかかっちゃう可能性だってある。
Lāʻau lapaʻauって、ここまで考えること。いや、多分まだ足りないくらい。
怪我をしたらこの植物です、はい、この病気にはこの薬です、とか、そういうことのまわりに、もっともっと、大きな深いものがあるんだ。」
と。
………ここまで聞いて、私はもう、涙がじわじわ出てきちゃって。
(え、泣かない?)
なんて、深淵な教えだろう。
全体を見る感じ。
つながりを大切にする感じ。
全て、つながっているという捉え方。
端的に、ある瞬間だけを切り取って、そしてその場しのぎの対処をするのではなく、もっと広い視野で、そして、時間的にも、エネルギー的にも、奥行きのある見方をしていくこと。関わっていくこと。
ほーんとに、今の私はまだまだ、全体の1パーセントくらいしか見えてないんだなぁ、、、と思っちゃったのですが、でも、同時に、目の前にあるこの教えの深淵さに、とてもとても、感動しました。
以上、伝わったかなぁ。前回記事への補足でした^^
最後まで、読んでくださり、ありがとうございます!
ーーーおまけーーーー
2年前だけど、こちらの記事でも同じようなこと、学んでました。LomilomiやLāʻau lapaʻauは、スキルではなく、「生き方」。
やり方より、あり方。ですね。