都内シフォンケーキ巡りレポート
冷蔵庫に自作したマーマレードシフォンケーキがホールで鎮座している。食べろというプレッシャーがすごい。7月はシフォンケーキを焼くことに全てを捧げたといっても過言ではない。おかげでオーブンのクセを把握することが出来、まあまあ綺麗なシフォンケーキを焼くことが出来た。フォロワーも「 #シフォン教 」というタグで、続々と作ったシフォンケーキを報告してくれている。
ということで、今回友人さおたすと、シフォンケーキ専門店を巡ってきた。都内のシフォンケーキ専門店はざっと検索する限り10~15店舗くらいのようだったが、コロナの影響でイートインがお休み中だったり、営業時間が限定されていたりしていた。何よりお目当てのなかしましほさんのお店「フードムード」がやってないだと?!?!
再開を心待ちにしながら、今回は比較的めぐりやすい三件に行ってきたから一応レポートを残します。
松濤カフェ
さおたすと渋谷で待ち合わせして、109を通り過ぎ、東急の手前を曲がって少し行ったところにありました。男性の店員さんが「おう!いらっしゃい」ってラーメン屋みたいでウケちゃった。
肝心のシフォンケーキを撮影するの忘れたんだけど(ポンコツ)1カット500円で、ホールの1/4?くらいのサイズ。大きい。そして黄色い。食べるとお砂糖とバニラと卵の味が強くて、かなりしっとりしてる。フレンチトーストの時につける卵液に一回漬かってきた~!みたいなシフォンケーキ。お店だとさらにそれを焼いてクリーム乗せて出てくるみたい。お持ち帰りに特に保冷剤とかも入ってなくて、「特選」って金ぴかシール貼ってあってワイルドだった。贅沢感と、家では作れない特別製法感があった。
MERCER bis Ebisu
山の手線に乗って恵比寿へ。東口から7分くらい歩いた。割と住宅街の中にある感じで、女子二人のランチで埋め尽くされていた。
ここのシフォンケーキは基本的に全部クリームがかかっていて、キャラメルとアーモンドがかかったシフォンケーキが押しっぽかったけど、さおたすの自作のクリームチーズシフォンと比較するため「ニューヨークチーズシフォンケーキ」をテイクアウト。シフォンケーキはかなり白くて(卵白のほうが圧倒的に多いんだと思う)主張が少なめ。かわりにチーズの香る軽めのクリームと砕いたオレオがアクセント。お洒落な味だった。550円。どや!おしゃれだろ!こういうの、お前ら女好きだろ!みたいな感じ。ディスってない。やっぱり外で買うならこれくらいお洒落なもん食べたい。
mousseline(モスリン)シフォンケーキ
中目黒へ。まさかの自販機で売るスタイル!ここは素材にこだわっていることを押していて、ベイキングパウダーやサラダ油を使っていないって書いてあった。ここではふわふわシフォンケーキと、レモンのシフォンケーキを購入(どちらも350円)これは1カットがホールの1/10くらい、前述2つと比べるとちょい割高に感じるかも。
これが一番家で作るシフォンケーキに近い味わいだったかな。ただし、自作のものと大きく違うのは食感。しっとりと、でもふわふわしてる。生地を手でちぎったときに、生地がシナプスみたいなちぎれ方すんのね(?)網状っていうのかなー、ゆっくり伸びていく感じ?わたしが作ったやつってそういう感じなくて、ぶちぶち切れていく感じ。その生地のしなやかさと均一さこそ、美味しさの秘密なんだと思いました。それをいかに再現していくか?おうちシフォンの課題。
まとめ
やっぱりシフォンケーキ、外で食べるもののほうが圧倒的に美味しい。夫も「シフォンケーキってこんなに美味しかったんだ~!」って無邪気に言うてた。ただし、わざわざ買いにいくほどの何かがシフォンケーキにあるか、っていうと疑わしい。家にあるもので、思い立った時に出来る、美味しくて軽くて、家族で喜んで1ホール消費出来ちゃう!それがなかしましほさんが目指す「おやつ」であり「まいにち食べたい”ごはんのような”シフォンケーキ」の良さだ。
うんうん、わたしが目指すところはそこだから。お店じゃないから。戦うフィールドが違うから。でもとりあえず、家族が「またシフォンケーキ~?!」って嫌そうな顔しないで、喜んで食べてくれるようになるまで、ちょっと力温存しときます。
またお盆あたりに焼くから、 #シフォン教 のみんなは、各々切磋琢磨して力つけとくように。以上!