13日目「信頼と裏切り」
10月2日
この画像をタイトル上に置ける機能、初めて知ったわ……猫写真の割合が増える!
今回のタイトル、何か重めだな、と思われるかもしれないけど、自戒を込めて、今日の出来事を書きたいと思う。
今日は、私とTさん(夫)の休みが本当に久しぶりに合った日で、久しぶりに2人で出かけた。
もちろん楽しかったし、日用品の買い物もしたので、有意義だったと思う。ついでに、育休中の同僚にもたまたま会えて本当に良かった。
ただそれにちょっと浮かれてたんだと思う。
帰宅後、ふくの気持ちを考えずに、本当に悪いことをしてしまった。
手前の白い丸は私の膝。やっとここまで自ら近寄ってきてくれるようになったふく。
いよいよ、はぎが明日を最後にケージから解放される。となると、昨日も悩んでた通り、見分けつかない問題が発生する。
はぎとふくにはぜひ首輪を付けてもらいたい。あんまり家からの脱走は考えにくいが、万が一もある。
はぎは意外と簡単だった。首輪に付いてる鈴が嫌だったらしく、鈴を外したら大人しく付けてた。
ただふくが問題……
ふくははぎが猫風邪で隔離となってから、マジでケージには入れてない。幸い元気だったので、キャリーも無用だった。なので、触れ合いというか、首輪を付けるタイミングがない。
もちろん自分からは寄ってこないし、抱っこもされない。おやつで釣っても、遠目に差し出した手から食べるので精一杯で、その時に反対の手を動かそうもんなら、一目散に逃げていく。
そんな状態だったため、首輪を1度外してしまってから付けられてなかった。
だが、はぎはもともと首輪嫌いだが、ふくはたまたまグルーミング中に下顎が引っかかって、取れてしまっただけで、首輪を気にはしてなかった。だから、1度付ければずっと付けてくれるだろうという希望がある。
だから、Tさんが「ふくにも首輪を付けよう」と言った時に反対しなかった。自分らの都合のために。
でも、ふくからしたら、やっと私らに慣れてきて、信頼度100のうち0から1になったくらいなのに、急に捕まえられるなんて、最悪……。本当に恐怖だったと思う。
私とTさんで逃げ道を塞ぎ、ふくをできるだけ素早く捕まえようとするが、ふくは部屋中を逃げに逃げ、最終的にケージの上に登り追い詰められた。そこで、反撃したり威嚇したりもしなかったのは、恐怖故か……
ともかくそこで、観念したのか、これ以上無いほど平らになり、身を縮こまらせたふくに首輪を付けた。だが、その後もしばらくふくは虚無の表情で全く動かなかった。
ケージの上に追い詰められ、首輪を付けられたふく。表情が死んでる……
猫ってあんな顔するんだ……この表情を見た時、ふくの信頼を裏切ってしまったと感じた。
この1週間、毎日遊んで、毎日おやつを少しずつあげて、やっと手からおやつを貰うようになったのに、それを完全にぶち壊してしまった。
正直、今、本気で泣くほど後悔してる。
この後、ふくは2時間くらい寝室のベッドの下から出てこず、本当に心配した。もう嫌な思いをしたリビングには出てこないんじゃないか……私やTさんと遊ばなくなるんじゃないか……ストレスでご飯や排泄に問題が出てくるんじゃないか……めちゃくちゃ心配した。
Tさんが寝て、私がお風呂から上がってリビングに戻ると、なんとそこにふくがいた!!
良かった……!!とりあえず、自力で出てきてくれた😭
お気に入りの紐のおもちゃを振ると、いつも通り食い付いてきた!いつも通りか??
試しにいつもやってるように、少し遠目におやつ、そこから点々と自分に近づけて床に置く。ふくはとにかく注意して、身を小さくして、床に置いたおやつを食べた。
でも、私の手からは食べてくれなかった……
逆戻り……完全に信頼度が1から0.1くらいに低下してる。
ふくが私の手に置いたおやつに背を向けた時、ほんとうに涙があふれた。
ごめん……本当にごめん……
でも、0じゃないのは、とりあえず私がいても近くを通ってくれること、リビングに出てきてくれることから分かった。
本当はあの時、Tさんに私が反対しなきゃいけなかった。
「抱っこできるようになってからでもいいんじゃない?」
「とりあえず、はぎが首輪つけてるから大丈夫」
「ケージを解放して、ご飯食べた後や寝てる時とか無理矢理追い詰めない時にやろう」
とか……色々提案が出来たはず。でも、そこに頭が回らなかったのは、やっぱり浮かれてたか、私の脳みそがただのチーズになったか……。
悩んでても仕方がない。もうやってしまった……
今後は二度とふくを追い詰めないとして、
信頼回復に努めよう。
いっぱい遊んで、おやつもあげて、できればふくから近寄ってくるのを待つ。
次、首輪が外れたら、もう抱っこできるまで付けないし、付けさせない。
ふくも、はぎも。
これを誓って反省しながら、今日は寝たいと思う。