64‐66日目「術後服とストレス」
11月24‐26日
前回の記事で、ツインズのうちどちらかが吐くので心配しているという話を書いた。
実はそれ以外にも懸念があって、それは「ふくの便が緩い」こと。
ツインズは我が家にきて、もう2か月以上経つが、今まで本当に一回も粗相をしたことがない。
爪とぎは一部の壁やソファでやられてしまったが、粗相やマーキングなどは見たことがない。
まじいい子たち(親ばか)。
だが、そのふくが用を足したあと、トイレの外に便が落ちているのを見つけた。しかも、トイレの切れが悪いのか、まじでリアルに下の漫画と同じことをして、便の道をこさえてくれた。
便がコロコロで摘まんで捨てるだけでいいなら良いんだけど、緩いもんだから、水分がカーペットにしみ込んでしまって、一度洗う羽目になった。
まぁ、おそらく吐いてるのもふくだと、ほぼ確信に近いものもある。というのも、はぎは、帰ってきて2日は元気もなくぐったりして、寝ていることがほとんどだったが、ここ数日は朝起きれば元気に「尻を叩け」と要求するし(まだこの話をしてなかった…いずれ)、ごはんも以前と同じように食べ始めるようになった(まだ食は細いが)。
2匹でぎゅうぎゅうになって寝る。左がはぎ。右下のふくは近づいても逃げない。
一方ふくは、Tさん(夫)や私が寝ているところに近づいても逃げない。さらに撫でられても逃げない。おそらく逃げる元気もないんだろうと思う。いつも高いところでしか寝ないのに、Tさんの隣で寝たり(Tさんは至福だったみたいだけど)、ご飯を出しても全然食いつかず、ゆっくりしか食べられなかったりして、とにかく「いつもと違う」。
で、あまりに便が緩い上に、したことがない粗相までするもんだから、もういてもたってもいられず24日朝に病院へ電話。そもそも連れて行った方がいいのか、術後はみんなこんな感じなのか、猫初心者の私ら夫婦には見分けがつかない。なので、病院に判断を仰いだ。
電話口で言われたのは「術後のストレスは考えられるが、嘔吐して便まで緩いなら、脱水を起こしている可能性もあるから、一度診せに来てほしい」とのこと。
本当なら予約制の病院だが、今すぐ来れるなら診られるとのことだったので、急いでふくを洗濯ネットで捕獲。
今回は、キャットウォークのトンネルまで逃げたが、後ろから押しても入らなかった。。。あげく、シャー!と威嚇され、私の心が折れそう。。。どうにか、キャットタワーの下に逃げ込んだところをネットをかぶせて捕獲。
まじでふくに嫌われる。。。
病院で診てもらうと、お腹を触っても特に痛がる様子はないので、血液検査して、エコーまで見た方が安心するのでは、ということになった。
血を取られ、仰向けに固定されてエコー検査を受けている間、ずっとおとなしく出来てたふく、本当に偉かった。
こんなに近くに寄っても逃げないのは、やっぱり元気がないからか
結果、特に異常はなかった。白血球の数値が少し高かったが、それは術後では当たり前のことらしい。
あと考えられるのは「術後服のストレス」というか「服を着ていることへのストレス」とのこと。
猫はグルーミングをして、気を落ち着かせたり、身体を清潔に保ったりしている。術後服は患部を舐めないように身に着けているので、基本グルーミングは手足としっぽしかできない。なので、犬のように服を着せたまま過ごすことはできない。
これは相当ストレスだろうと思う。
特にふくは、慎重でビビりなので、神経質な面もあるんだろう。
獣医さんからも「術後服がいやすぎて、嘔吐したり下痢したり、禿げたりする子もいる」という話を聞いたので、おそらくふくの嘔吐の原因はこれだろう。
となると、脱がせてあげれば万事解決なんだが、その前に抜糸をする必要がある。
獣医さんからの提案で、29日に予定していた抜糸を26日に早めることにした。エコーを診てもらったときに、傷口も見てもらったが、若いので傷口がくっつくのが早く、抜糸を早めても大丈夫だろうとのこと。
同じ月齢、ほぼ同じ体格のはぎも一緒にやって大丈夫なはず、と聞いて、はぎも26日に抜糸してもらうことになった。
2匹ともご飯を食べはするが、残したり吐いたりするので心配した。
どうにか家に帰り、ふくをネットから出すと、またキャリー内に漏らしていた。。。粗相をしたことがないとは言ったものの、ネットに入れて病院に連れて行くと毎度こうなってる。
やっぱり怖いよなー。。。
あと1日。あと1日我慢すれば脱げるからねー。と励まして、26日になった。
26日は朝10時には家を出ないといけない。
だが、ここで、またふくが捕まらない。そりゃ、そうだよね。。。3日で2回もネットで捕獲されて、病院に連れていかれるなんて。。。今回はケージに逃げ込み、ネットで捕獲。またシャーされて、私が泣きそうになった。
いよいよ最後の通院。これで最後!と言い聞かせて、連れて行った。
抜糸はあっけないほど簡単に終わった。ツインズを仰向けにして糸をちょんちょんちょんと切っていくだけ。ここでも、ツインズは暴れもせず、大人しくできて本当に偉かった。
この時たまたま見つけたのだが、はぎは背中に、ふくはお尻に毛玉ができてしまっていたので、ついでに切ってもらった。
帰り際、会計の時にツインズのカルテがチラリと見えたが、その端っこに「☆だいふく暴れる!!」と書かれていて、ちょっと驚いた。私が隣にいて診察台に乗ってるときは暴れるのを見たことがない。
考えられるのは、事前診察でレントゲンを撮った際、獣医さんから「爪伸びてましたねー。スタッフも引っ掛かれてたみたいです」と言われた時の話。この話を聞いた時も「そんなに?この私の脇に顔突っ込んで微動だにしないふくが??」と思ったが、カルテに書かれるほど暴れたらしい。
もしかして、私を頼れる相手と認識していて、私がいるときは暴れないのか!!(狂喜乱舞)
そうだったらいいなぁw
ツインズは家に着くなり、キャットタワーに走っていった。
通院頑張ったご褒美に、はぎにはちゅーるをその場であげ、ふくにもあげようと思ったが、まさかの扉の影になってしまったので、お昼ご飯に混ぜてあげた。
はぎはちゅーるを食べ
ふくは扉の影に……
そこからは、いつも通りの生活が戻った。
術後服を着ていた時は、キャットウォーク最上部には上っていなかったが、ツインズとも上って遊ぶようになり、夕方には2匹で運動会が再開された。
やっぱり術後服は動きづらかったのか。
傷口が開くのが怖かったのと、そもそもツインズに元気がなかったので、おもちゃで遊ぶのも控えていたが、今日からまた目いっぱい遊ぼう。
今日はちょっと食いつきが悪かったが、また新しいおもちゃを探そう。
ご飯も普通にもりもり食べ、ふくは夜にした💩は普通の硬さに戻っていた。
今回の教訓は「猫に服は不要」。
この一言に尽きる。
あと、通院は大変だし、猫にはストレス、飼い主には精神的ダメージが大きいから、健康には気を付けないといけないと改めて思った。
これから、ツインズは代謝が落ちて、太りやすくなる。
今以上にカロリー計算して、運動もしっかりさせないと。
いっぱい遊んで、いっぱい食べて、いっぱい寝て、健康に長生きしてね。
飼い主は嫌われても、全身全霊をかけて努力するから。
…できれば嫌わないでね(´;ω;`)