バターを常温にする難しさ(3)
2回目の挑戦は『チーズクッキー』である。
という、夜のお酒を愉しみたい人たちからの要望に応じるための一品。
2回目に挑む前に、
初めて挑んだ『バターを常温にする』を振り返りたい。
失敗は成功の母ゆえ。
レーズンバター作りはさておき、
同じ轍を踏まぬようにしたいのは、
なんと言っても、生地作りである。
粉々になり、ちっともくっつかない。
なんて状態は、二度とゴメンである。
自分の行動を振り返ってみる。
あれじゃあ、バターは『常温』になっていなかったに違いない。
まだまだ堅かったのだ。
全然あったまっていなかった。
コンロの横に置いておくくらいじゃ、ダメなのだ。
レシピ本などによると、電子レンジを使え!
と口を酸っぱく言ってくる。
背に腹はかえられぬ!
やってみるか!
電子レンジ!
というわけで、初回のチーズクッキーは電子レンジを使っているのでした。
ここに謹んでお詫び申し上げます……。
ものの本によると『低出力で、数秒間にとどめ、細かく確認するべし』と書いてある。
では、そうしましょう。
容器にレシピ通りの分量を載せ、
電子レンジに IN!
5秒に設定して、スイッチぽん!
ちん
ドアを開けて確認します。
もう、表面が溶けている!
きやあぁ!
これは、もう、十分でしょう!
これでよし!
おっけ‼️
だって、これ以上やったら溶けちゃうもん。
溶けちゃダメなのだ。
『バターとしての形状を保ちつつ、やわらかくすること』
が肝心要のポイントなのだ。
これは『乳化しているか/否か』という重要な部分なのだ。
いまだによくわかっていないが、大事なのは理解した。
表面が溶け、容器の底に溶けたバターが見える。
これにより、HAL は焦りました。
これ以上の電子レンジは命に関わります。
だって、溶けちゃダメだから。
早速、他の材料を投入してあるボウルにバターを放り込む!
間髪を入れずに泡立て器で混ぜ始めます。
……?!
マザラン!
マザランじゃないの‼️
(-皿-;) キィィィxixixixixi
私は、同じ轍を踏んでしまいました。
電子レンジを使ったのに……。
泡立て器の中に、バターの塊が溜まります。
何回救出しても、同じ状態に戻ります。
ああ……。
表面が少し溶けただけだったのだ……。
中まで十二分にやわらかくなっていなかったのだ……。
かなしい……。
それでも負けるわけにはいきません。
またボウルを熱し、バターをやわらかくすることに挑み続けます。
記憶がないのだけれど、
たぶん、コンロの火でボウルごと遠火で炙ったんだと思う。
レシピによると、
『泡立て器で混ぜたら、手でこねれ』
と書いてある。
こねてみるか!
と、ビニル手袋を装着し、こねます。
すると、あらまぁ、どうしたことでしょう!
くっついていなかった生地が、くっついてゆくではありませんかッ‼️
ε=ε=(۶⊙∀⊙)۶ ヒャッハー!!
ここで私は理解しました。
生地は、こねてからが本番である、と……。
おそらく、手の温度でバターが溶け、
他の材料とくっついてゆくのだ。
そうに違いない🌟
こうして見事、生地がまとまり、ひとつの塊になったのでした🌟
めでたし、めでたし……🎊🎉
この喜びを伝えるには、私の筆力では限界があります。
とにもかくにも成功しているように見え、
とんでもなく嬉しかったのでありました……。
あとはラップで四角柱に形を整えて冷蔵庫に IN!
冷えて固まったら包丁で 5mm 厚に揃えて切ってオーブンで焼く。
てってれ〜〜〜♫
チーズクッキー完成で〜す😆🌟
とても学びの多い2回目であった。
3回目は、もっと上手くやるぜ……🔥
と燃えている HAL なのであった。
もう少し続く