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涙雨 #PrayForKyoani

今夜、京都には涙雨が降り続いている――18日昼、京都アニメーションの建物が放火され、火災に見舞われた。一事件としては戦後最悪の死者数を出すという、悪夢であればどれだけ良かったかと思える事件だった。被害に遭われた方々のことを思うたびに深い悲しみに打ちのめされ、走らせていたペンがまた止まる。

事件発生直後、アメリカでは義援金のためのクラウドファンディングが立ち上がった。7月19日午前1時現在では75万ドル(約8000万円)が既に集まっており、今もなおその額は増え続けている。夜が明ける頃には1億円を突破しているはずだ。

この数字の大きさは、京都アニメーションが長きにわたって積み重ねてきた実績や信頼を表すとともに、数多くの人々(の人生)に影響を与えてきたという証拠だろう。もちろん、中には単に寄付だけという人もいるかもしれない。この集まった義援金を使えば、ある程度の物的被害からの回復が期待できそうではある。しかしながら、制作に関わる専門的な技術を持っていたであろうかけがえのない方々が二度と戻らないことに対しては、命が奪われた以上の意味で心が痛む。

料理人やプロスポーツ選手らと同じように、アニメ制作に関わる職人は素人には分からない技術で人々を魅了している。作品としてそれを目の当たりにした素人が感動するのは、わざわざ言葉にして説明されなくてもその凄さを感覚的に理解・体感できているからだ。そのような代えの利かない技術を持った方々を多数失ったかと思うと、本当に辛い。

個人的には「日常」や「けいおん!」、「小林さんちのメイドラゴン」など幾多の心に響いた作品を見せていただいたので、今はただ京都アニメーションの一日でも早い回復を祈りたい。 #PrayForKyoani

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