課会に突撃!DE&Iワークショップを開催しました。by サステナビリティ・アンバサダー DE&Iチーム
こんにちは!人材マネジメント部兼サステナビリティ・アンバサダーの田崎です。
博展ではDE&Iについて、社内浸透できるよう様々な取り組みを行っています。今回は社内で開催されたDE&Iワークショップの様子をレポートします!
1、DE&Iワークショップ実施の背景
これまでのDE&Iチームの取り組みについては以前の記事でもお伝えさせていただきましたが、サステナビリティ・アンバサダー DE&Iチームは、社内のワークショップ開催を通じて社員の認知向上、浸透に取り組んできました。
具体的には、54期(2022年)はDE&Iの認知向上・浸透について考えるワークショップを実施。その結果、「無意識のバイアス」による多くの壁や違和感を抱えている社員が多いことがわかりました。
そこで55期(2023年)には、日常的に存在する「無意識のバイアス」を理解し、うまく付き合うことで本音のコミュニケーションを取りやすくするためにはどうしたらよいかを考える、「アンコンシャスバイアス(無意識のバイアス)ワークショップ」を実施しました。
そして56期(2024年)はさらに多くの社員にこのDE&Iの考え方を浸透させ、全社方針として掲げている「組織力向上」につながる活動にしたい!と考え、改めて認知・浸透にフォーカスして取り組みを検討。日常的なコミュニケーションの場である課会・部会をフックに、社内コミュニケーションの活性化に繋げられないかと考えました。
というのも、実態としてワークショップを開催して参加してくれるメンバーは、もともとそのテーマに興味関心が高い、またはアンバサダーメンバーから参加をお願いされて参加する、など、博展の中の一部のメンバーに限られてしまい、なかなか全体に浸透させられていないという課題がありました。本当の意味でDE&Iを社内に浸透させていくためには、興味関心があまり高くないメンバーに対してもDE&Iを身近に感じてもらうきっかけを作ることが大切で、そのためには参加を募るのではなく、自分たちからワークショップを実施しに行こう!ということで、アンバサダーが各組織の課会に突撃し、DE&Iを理解するためのまず第一歩である「相互理解」につながるワークショップを実施することにしました!
博展のDE&Iを推進する要素として必要な3つのうち、文化づくりを根付かせるために今回のワークショップを通してDE&Iの認知、浸透に取り組みました。
2、今回実施した相互理解ワークショップについて
今回は私が所属する人材マネジメント部で実施したワークショップの様子を紹介します!
まず、今回のワークのゴールは
「チーム内の相互理解を通してDE&Iを少し知ってもらう」
具体的には下記のような流れで実施しました。
まず、DE&Iについて説明からスタート!DE&Iとは、「すべての人に公正な機会を与えることで、人々が不当に偏った状況に置かれることなく、多様な背景を受容できる社会の実現」とのこと。
これを博展のプロジェクトに置き換えると、
博展がクライアントにより良い価値を提供できるのは、社内で上記のようなチームビルディングができているから。その大前提となるのは「相互理解」。一緒に働くメンバーのことを本当に知っていますか?ということで相互理解を深めるために今回実施したのが「他己紹介」です!
下記シートに沿って相手を紹介して、どの程度合っているか最後に答え合わせをします。
実際のワークの様子はこちら!
シートの項目に沿って、隣の人の他己紹介をスタート!
日々コミュニケーションを取っているので簡単に答えられるかと思いきや、意外と趣味や働く価値観などを答えるのが難しい!メンバーの新たな一面も知れるワークでした!
3、ワークショップを終えて
今回の人材マネジメント部内で相互理解ワークを実施し、なぜ相互理解ができていたのかを振り返ったところ、まず第一にみんな人が好き!という点は共通していました。最初はあまり会話がなかったメンバー同士も、ふとしたきっかけで飲みに行ってお互いのプライベートや仕事への思いを語り合ったことで、今では相手の考えていることが言わなくてもわかるようになってきたなんてことも。
また、いつでもコミュニケーションを取りやすい状態にするために、朝は誰よりも大きな声であいさつをすることを心掛けているというメンバーも。
このように、ちょっとした気遣いや優しさが相互理解を深めるきっかけになることを改めて実感するワークでした!
4、まとめ
実は博展には50種類以上の職種があり、現場も多く働く場所も様々なため、コミュニケーションを取って相互理解を深めるためには工夫が必要な会社です。
だからこそ、相互理解ができているときっとこんな会話がうまれ、コミュニケーションがよりスムーズになるのではないでしょうか。
上記のようにお互いを知り、会社全体でDE&Iが推進されると社内のエンゲージメント向上につながり、議論の活性化や業務効率化や生産性向上につなげることで、離職率・人手不足の改善にもつながると言われています。
博展の仕事はプロデューサー、クリエイティブ、制作、外部パートナーさんなど、社内外問わず複数のメンバーで進める仕事がほとんどです。クライアントからの急な要望や、トラブル対応など、一筋縄ではいかない仕事も多いので、メンバーの得意、不得意、志向性などを事前に認知することで、より良いアウトプットにつながるでしょう!
5、さいごに
今回、私が所属する人材マネジメント部で相互理解ワークショップを実施しました。人事メンバーは職種柄、もともと人に関心が高いメンバーも多く、また「価値観カード」を使ったワークを実施したり、比較的コミュニケーションが取れている部署だと思っていましたが、今回の「他己紹介」を実施したところ、まだまだ知らない部分があることがわかりました!
また、知らない部分を知れるだけではなく、自分はメンバーからはこう思われていたんだ、、、という気づきにもつながりました。
「価値観カード」を活用した相互理解や、定例MTGなど、様々なツールを活用して相互理解を深めることはできますが、「他己紹介」といういつでもどこでも実施できるワークは、すぐにどの部署でも実践できるワークだと思います。
このワークをきっかけに相互理解の重要性を知り、DE&Iに少しでも興味を持つ博展社員を一人でも多く増やしていきたいと思います!