HAKUTEN OFFICE EVENT REPORT|「心と身体のケア」セミナー
こんにちは!コーポレートコミュニケーション室の渡邉です。
先日8月24日に、博展京橋オフィス cafeエリアにて「心と身体のケア」セミナーが開催されました!このセミナーは博展のサステナビリティ推進部が主導するDE&Iプログラムのひとつで、今回のテーマは「女性ならではの心と身体のお悩み」について。
博展で働く女性社員の一人として、HAKUTEN COLOR編集部の渡邉も参加してきました!この記事では、セミナー当日の様子をご紹介します。
1.DE&Iプログラムとは
博展は、「人と社会のコミュニケーションにココロを通わせ、未来へつなげる原動力をつくる。」というパーパスに基づいて活動していますが、その対象はクライアントや社会だけではありません。博展社員の働く環境にもココロを通わせるべく、サステナビリティ推進部が中心となり、様々な取り組みを行ってくれています。
あらゆる社員が働きやすく、活躍できる土壌をつくるには、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)の考え方が必要不可欠。今回のイベントはそんなDE&Iの意識を社内に普及させる活動のひとつとして、サステナビリティ推進部の橋本さんが主催してくれました!
2.女性ならではの「心と身体」のお悩み
月経や妊娠・出産、更年期など、一生を通して、女性の身体には特有の変化が起こります。
「仕事を頑張りたいけど、生理2日目で身体がツラい…でも上司に相談しづらい><」
「PMSでイライラしてるのが、チームメンバーに伝わってるかも…」
「女性メンバーを気遣いたいけど、身体のことを聞くのはデリケートな問題だし…控えたほうがいいのかな…?」
この記事を読んでいる皆さんも、(男性の方でも!)職場でこんなお悩みを持ったことがあるのではないでしょうか?
これまで社員同士ではオープンに話しづらかった心と身体のお話。そこで今回はNPO法人ちぇぶら代表理事の永田 京子 (ながた きょうこ)さんを講師にお招きし、博展としてほぼ初めて「心と身体」に関する社内セミナーが開講されることになりました。
3.当日の様子
当日はお昼休みの時間に開催。男女・部署問わず多様なメンバーが集まりました!
(他拠点のメンバーはオンラインで参加してくれました)
初めに教えていただいたのは、性ホルモンの影響の話。身体の不調は仕事のパフォーマンスにも影響があります。
例えば、更年期による身体の不調を原因として、女性:約46万人、男性:約11万人もの人数が離職しており、こうした更年期離職による経済損失は年間で6,300億円にもなるのだとか。(出典:NHK「更年期と仕事に関する調査2021」)
男女の違いに限らず、女性同士であっても症状の種類・重さには個人差があります。さらには、「生理の不調と思いきや実は病気だった!」ということも。セミナーの途中で永田さんから健康に関するクイズが出されると、参加者の回答はバラバラに!女性であっても自身の身体についてまだまだ知らないことがあるようです。
こうした心身の変化を理解し、働く環境を整えることが、会社としても社員個人としても重要であることがわかります。永田さんからも、「男女問わず身体のことを正しく知り、予防・対策することが大事」だと教えていただきました。
また、事前に集めた質問をもとに、永田さん・橋本さんから回答いただいたほか、参加者同士でも実体験を話し合う時間もありました。実際に身体の不調が仕事に影響したという体験談や、薬やサプリを服用することで症状が和らいだというお話も。
4.男女問わず、新たな気付きを得られた会に
セミナー実施後のアンケートでは、参加者から率直な感想が寄せられました。
女性:
私も生理でつらくても、仕事を休みたいわけではない。現場の負担を減らせるようチーム体制を整えるなど、各個人にとっての良い働き方を模索していけたらいいなと思った。
これをきっかけに、もっとオープンに健康について会話できる会社になれば良いなと思う。
女性社員が対象かと思ったけど、男性社員にもぜひ聞いてもらうべき内容だと思った!
男性:
女性メンバーの実体験を聞いて、「日々の業務でこんなに苦労があるのか!」と気付かされた。
異性でも相談しやすい心理的安全性をどう作るか。コミュニケーションがとにかく大切だと感じた。
個人差はあれど、メンバーのサポートのためにも、各個人から「自分だったらこうしてほしい」という話が聞けるといいなと思った。
編集後記
今回のセミナーに参加してみて、私自身まだまだ知らないことがたくさんありました。自分の今後のキャリアを考える上でも、心や身体の健康について知っておく必要がありそうです。
そして永田さんのお話の中でも特に印象に残ったのは、「不調は見た目ではわからないからこそ、本人が発信しやすい環境になっていること。そして周りの人も知ることが大事」だということ。個性豊かなメンバーがパフォーマンスを発揮できるように、コミュニケーションが取りやすい社内環境についても、考えていきたいと思います。
最後に、講師の永田さん・主催の橋本さん、このような機会を設けていただいてありがとうございました!次回の開催も楽しみにしています。