人類の運命

人間とは何かについて考える

人間とは地球上で唯一二重構造を持った生き物である
もちろん知性を持った動物だと言う意味である
人間に於けるすべての問題はここから生ずる
例えば同性愛のような問題でも
動物にもあるかもしれないが
そこに悩みが生まれ何かと問題が起きるのは人間だけだ
一生悩みなく過ごすには
生きていくための最小限の知性以外は
切り捨てた方が良いに決まっている

ところが好奇心とか知識欲とか、
そういう困ったものに引きこまれる

人間に生まれながら
言葉を一切知らないで大人になった場合
その人間はどんな様子だろうか

文明に一切接触しない未開の部族等は
言語は習得するとしても
そこに文明化した人類が抱えるような悩みはおそらくないだろう

一万年ほど遡れば 大半の人類はその状態であったと想像する
でもそこに戻ることはできない
文明のあけぼのとともに
どの民族にも戦争と宗教が広がり
文明の進化とともに人類は文化 芸術 学問等を生み出した
だがしかしそれらを獲得するのと引き換えに
それに見合った多くの悩みを抱えることとなった

インターネットとともに
脳化社会が到来している
知識や情報が驚くほどのスピードで手に入る
これによって人類の抱える悩みは
さらに深刻で複雑なものとなってくると思う

どこかで大きなパラダイムシフトが起きることを願うが
それを裏付ける兆候はどこにもない
そのうち地球的規模の大災害が起きて
はいそれまで と言うことになるのだろうか

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