アマオケ放浪記
あまり自慢できることではないが、
若い時から数多く引っ越しを繰り返してきた。
そして それに比例するように
所属したアマオケの数も
恥ずかしくて人に言えない位多い。
それだけ辞めたオーケストラも多いということになるわけだし、、、
そんなことから
密かにアマオケ評論家?を自認しているが、
このこと自体も、あまり褒められたことではないだろう。
良いアマオケとは、、、などといろいろ書き連ねようかと思ったが
想像力を働かせれば誰でも浮かんでくるであろう事しか
書けないと思うのでやめておく。
弦楽器はプルトを組むので、
どんな人が隣で弾くかということはいろんな意味で重要だ。
でもすごい美女の奏者が来て、ウキウキドキドキ、、
なんて事は、残念ながら今まで記憶にない
いえいえ 決してビオラを弾く女性には美女があまりいない、、
などと言っているのではありませんよ
演奏能力の高い人と組むのはありがたいのはもちろんであるが、
それも程度問題で、高レベルのプロの方などが着席されると、
変な音は出せないななどと余計な緊張をしてしまい、
却って気疲れしてしまう場合もある。
気が合う仲間で その曲と関係あるなしにかかわらず、
いろんな無駄話をひそひそと喋りながら
オケ練の時間を過ごすのは楽しい。
しかし、そんな奏者はアマチュア界にもあまり見当たらない
勢い 指揮者からにらまれたりして、首をすくめる
と、いったことも、しばしばである
これまでに最も数多く演奏した曲は何か?
これは、圧倒的に ラデッキー行進曲である
美しく碧きドナウ がこれに続く
おそらく何十回も演奏しているだろう
演奏が困難で大変な思いをした曲は数多くあるが
リヒャルトシュトラウスやワグナーは
大変な曲が多い
演奏していて、自然に高揚感に包まれ
良い気分になれる曲
数多くのシンフォニーの中に、そういう場面はしばしば訪れるが
短い曲としては、カルメンの序曲、星条旗よ永遠なれ
この2曲は、まさに気分が乗ってくる。
先に挙げたラデツキーは
あまりにしばしば演奏するので、
そういう感覚は、もう訪れなくなってしまった。