アジアン・ミクスチャーまとめ
こんにちは。
僕ことハクです。
前回からのお約束でしたのでアジアン・ミクスチャーについてお話させていただきます。
■事の発端
2008年、場所は東南アジア。
ミクスチャー界隈を揺るがすプロジェクトが立ち上がりました。
インドネシアの言葉(おそらくマレー語)で「惨事」と綴られたこの曲「Marabahaya」が発表されました。
参加していたバンド(国名)を下記にリストアップしておきます。
Pop Shuvit(Malaysia)
Saint Loco(Indonesia)
Slapshock(Philippines)
Ahli Fiqir(Singapore)
Silksounds(Thailand)
Thaitanium(Thailand)
「Marabahaya」発表の中心的存在となっていたのがPop Shuvit。
Pop Shuvitは登場当時マレーシアのリンキンパークと称され、そのサウンドでストリートを旋風していました。
故にこの曲もラップロックを基調としたミクスチャー色の強い仕上がりになっています。
因みに、上記で言うとPop ShuvitとSaint LocoがDJのいるバンドとなりますので、代表曲を載せておきます。
Pop Shuvit
Saint Loco
またSlapshockも、結構パンチを利かせていてニューメタルとしては非常に良質なサウンドだと思います。
他のラップグループも国ごとのグルーヴを感じられる独特な雰囲気が好印象です。
こんな感じで東南アジアの存在感を見せつけてくれた面白いプロジェクトだったと僕は感じております。
■困った点
では、他のアジア地域ではどうだったのか?
...本当に情報量が少なすぎて困ってます💦
東南アジアって良くも悪くも共通言語として英語が使えるので、多少なりとも英語の文献をソースにすることができます。
しかし、それ以外となるとそうもいかなくなってきます。
また他の問題も帯びているので、大きい問題を抱えてるところから説明していくと...
中国・北朝鮮→情報統制しすぎ。
インド→広すぎ。未開拓地/未知の領域が多すぎ
モンゴル→移動しすぎ。たぶん文化的にバンドDJとか根付かない
中東・イスラム圏→たぶん触れちゃいけない💦そもそもアジアという括りとはちょっと違う。
こんな感じなので結局はあと極東地域ぐらいになっちゃいますね。
■極東地域におけるバンドDJ
ここまでくると対象が台湾/韓国/日本しかないですね。
台湾
Monkey Insane
Pop Shuvitがマレーシアのリンキンパークと称されている様に、Monkey Insaneは台湾のリンプビズキットと称されています。
ですが、僕的にはその中間ぐらいかなと思ってます。
リンプほど重くなくリンキンほどポップでもない、このバランスがいいのかもしれませんね。
韓国
Seo Taiji
韓国のニューメタル代表と言えばSeo Taiji。韓国というロックの風土が染みつかないと言われている土地でここまでヘビネスなのは流石の一言です。
ただ彼は時代によって結構ジャンルを変えてます。
まあ、いい意味で時代のかっこいいを追求しているんだと思います。
Nuclear Idiots
まさかの韓国二つ目のバンドを見つけました。Seo Taijiの一択だと思っていたので朗報です!
音の方もタイトかつシャープなミクスチャーといったところでストリートな音が好きな人にはたまらないですね。
日本
山嵐
正直「日本のヤバいバンドDJ」のときに入れようか迷いました。
マニピュレータ編完結後である今の方が、なぜこれがDJなのか説明しやすいと思いましたのでこのタイミングで紹介させていただきます🙇
まず、言わずと知れた日本のミクスチャーバンド代表である山嵐。
サウンドもラップコア/ニューメタルといった異論がであるはずもないです。
ですが肝心なDJが存在しておりませんでした。
そこに元THC!!のKAIが「KAI_SHiNE」名義でパートMaschineとして加わることになります。
Maschine?要はマニピュレータです。
ということはハク的にはOKですしサウンドもDJの延長線上なので問題なし。
Ash Da Hero
日本の中で新しいバンドを見つけました!かなり最新の音で攻めてますねw
こういう粋のいい若いバンドにバンドDJを継承していってほしいものですね。
ということで、なかなか文脈的に一括りにするのは難しいところでしたが、白人圏ではない風土が独特なミクスチャー像を作り上げてきたことが見て取っていただけたのではないでしょうか。
今回もご清聴ありがとうございました🙇
それではまた。
アディオス!
※補足
今回もいきましょうかww
マニアックすぎて誰が知ってるねんシリーズwww
■THE MINIMARKET HEROES
■7 Kurcaci
■CMCB
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