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DJの領域

こんにちは。
僕ことハクです。

前回はDJの基本と、どうやってバンドDJになっていったかをお話しました。
今回はもうちょっと深堀して、DJってこんな存在ってところまで解説していきたいと思います。

前回もお話ししましたが、DJの本来の役目は音楽をかけることです。
これは今でも基本変わっていないですね。
故に最初の主戦場は、ディスコやクラブなどの踊りを楽しむような場所でした。
それがスクラッチとかしだして、段々と楽器演奏者のような立場になっていきました。
そんなことしてるうちに「俺たちでも曲作れんじゃない?」ってなり、色々なものに手を出していきます。

…なのですが、もともと楽器ができるんだったらこの時点で既にバンド組めてるはずですねw
楽器を練習する時間をすっ飛ばして、俺たちのパーティーをしたいという心意気だけで音楽を初めちゃってる人種ですから。
というわけでヒップホップDJの場合は、歌唱的な音楽表現である「ラップ」と組むことによって演奏を確立していきます。
そして、もう一つの流れとして電子楽器がこのころ流通し始めます。
ディスコやクラブでレコード周辺機材に慣れ親しんでいた人たちが、これらの楽器に手をだしていきます。
そこからハイセンスな人たちが今のハウスやテクノを生んでいきます。

若干時間が経ち、ヒップホップサイドではブレイクビーツを使ってラップをやらせていた流れに、少し違った要素を取り込み始めました。
それがTR-808、TB-303の導入でした(テクノではこれにTR-909を加えて「三種の神器」と呼ぶ)
簡単にいうと、ドラムとベースのパートを電子楽器で作れるというものです。
これにより、電子楽器で作曲する「トラックメーカー」という役割の人が増えることになります。
勿論、この人たちは電子楽器全般に長けているので、シンセサイザーなんかも巧みに扱えるようになります。

一方、サンプラーを使った技法で「チョップ」と呼ばれるテクニックが産み出されます。
要はサンプリングした曲の一部をバラバラにして、いろんなパターンで再生してみる。すると新しいトラックの出来上がり、というやり方です。
サンプラーはもうちょっとシンセっぽい使い方ができるものとかもあって、結構便利です。
しかしこの辺りは、ロックに近い音楽性のEBMとかインダストリアルの人たちの方が得意だったりします。

こんな感じで、もともとDJ的なことをやっていた人たちが、時代の影響を受けてかなり演奏っぽいことをやるようになりました。
その中で、お互いが影響を受けつつ、今回説明したテクニックなんかを取り入れていくようになっていきます。
現在でもDJの領域って凄く曖昧ですけど、この辺りのことをやってる人のことだと思ってます。

ハク「バレましたw(嘘)」

ということで、これからもバンドのDJについて詳しく知ってもらえるようにやっていきたいと思ってます。
アディオス!

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