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ナナ-ウインドシンセの歴史-
📢ピンポンパンポ~ン
※お詫び
現在、多忙な中学生みゆちんのイラストが間に合っておりません💦
しばらくはプロトタイプの画像でお送りいたしますこと、お詫び申し上げます🙇
イラストは完成次第、随時差し替えを行って参ります。
ナナイロ・ネイロプロジェクト一同
こんにちは。
僕ことハクです。
僕のバンドメンバー、ネイロの紹介でゲストをお呼びしております。
※メンバーには動画の撮影ってことにしてます。詳しいことは↓こちらを呼んでね。
ハク:早速だけどネイロ、今日のゲストを紹介してもらってもいいかな?
ネイロ:おう!今日はおいらの双子の姉ちゃんを呼んでるぜ。
ナナ:どうもこんにちは、ナナイロです。みんなからはナナって呼ばれてます。
ネイロ:おいらの姉ちゃんはすっん~ごく頭がいいからさぁ!
ナナ:そんなことないですよ。
ハク:ということで、今回はウインドシンセについてご教授お願いいたします!
ナナ:かしこです。
■ウインドシンセサイザーの始まり
ウインドシンセのファミリーツリーを作成するなら、その始まりは1938年にまで遡ります。
Benjamin F. Miessnerという人が発明したエレクトロアコースティック・クラリネット、これが残っている文献では一番最初になります。
仕組み的には電磁石を用いてリードの振動を感知して音の増幅を行うものです。
本格的なウインドシンセの試みとしては1942年、Leo F. J. Arnoldという人がエレキ・クラリネットの特許を取っています。
その後、1954年にGeorges JennyとErnst Zachariasが圧電素子を使用したボリュームコントローラーを開発。
Ernst Zachariasは、1956年に鍵盤ハーモニカで有名なHohnerからElectra Melodica(電子鍵盤ハーモニカ)を制作。
Electra Melodicaは発音原理から、初期アナログシンセサイザーの一つとしても数えられています。
そして1973年、一般的なウインドシンセの始まりとされるリリコンが登場します。
リリコンで有名な曲としてはT-SQUAREの「Truth」などが挙げられます。
■ウインドシンセサイザーの仕組み
本格的にウインドシンセのクロニクルを説明する前に、簡単なウインドシンセの仕組み説明から入らせていただきます。
ウインドシンセはウインド・コントローラーとして説明されることもあり、性質上インターフェイスとしての役割が大部分です。
音程を決める運指の方はサックスをモチーフとしていることが大半で、それぞれの音程に従います。
また、各種センサーを使用して吹奏楽器を再現していきます。
息の吹き込む勢いを感知したブレスコントロー、これによって音量の調節を行います。
唇の締め方などのアンブシュアに関わるピエゾを使ったセンサー、これは音色の変化に作用します。
上記の様な部分が音に影響を及ぼす箇所となります。
そして各種センサーによって計測された数値をもとに音の生成が行われます。
その肝心な音の方ですが、一般的なシンセサイザーと原理は同じと思って頂いて大丈夫です。
■ウインドシンセサイザー最盛期
「BIAS」「STING」「TypeII,III」「IGS」「Katacon」
1970年代後半から80年代にかけて、ポストリリコンを狙う動きが各社から見られました。
上記はその例となります。
その中でもYAMAHAのWXが群を抜いてきます。
・WX
当時YAMAHAはDX7の成功、更にDTXという電子ドラムの開発でも好調でした。
YAMAHAは電子楽器のノウハウと生楽器の特性を知り尽くしていることが強みと言えます。
後のYDS-150という電子サックスに受け継がれていますが、より楽器を再現する力に長けています。
直接フィードバックを演奏家から受けられる体制が楽器に反映されてます。
故に、WXは演奏のしやすさに重点が置かれるようにキーパッドが設計されています。
そしてウインドシンセの代名詞、EWIの時代がやってきます。
・EWI
1987年にEWIはNyle Steinerによって開発されました。
Nyle SteinerはEWIの原型とも言えるEVI、更にはSteinerphoneという独自の楽器を制作しています。
原型となったEVIが元々トランペットの運指から着想を得られている為、よりコントロールがセンサーに集約されています。
顕著な特徴として挙げられるのがタッチセンサーによるキー操作です。
因みにですが、1987年とは奇しくもWXの開発年と同じで、この頃の覇権争い激化を伺うことができます。
EWIはサックス奏者のMichael Breckerなど、愛用者は数多存在しています。
現在ではサンプラーで有名なAkaiに開発が移行され、その進化の歩みが止められることなく続けられています。
■現在のウインドシンセサイザー事情
ウインドシンセの中で常にその名を馳せているのはEWIです。
現在ではここにRolandのAerophoneが列強を退け君臨しています。
一方YAMAHAの方は生楽器の再現という強みを生かして、電子サックスというコンセプトのYDS-150を開発しています。
このサックス準拠型ともとれる電子サックスには「Travel Sax」「Emeo」などが含まれてきます。
また、フルート演奏にも対応した「Robkoo」、Steinerphoneの進化系「NuRAD」、EVIの進化系「NuEVI」なども開発されています。
更に操作を簡易化させた電子リコーダーというコンセプトのもと「Elefue」「Lunatica」なども現在では存在しています。
これは参考文献となります。
どこまで本気で開発されたものかはわかりませんがCASIOからDigital Saxが開発されています。
...とここまで硬いお話が続きましたので、最後にサックス型の玩具を使用しての演奏をお届けして私からの解説は終わりにしたいと思います。
ハク:ありがとうございます!博識なだけあって分析されたお話が聞けましたね。
ナナ:全然ですよ。少しでも皆さんに知っていただければ光栄です。
ネイロ&ナナ:それではまた。
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アディオス!