将棋界改革案
将棋界改革案、などという壮大なタイトルをつけたが、内容は絶対に実現しないものであるので、本気にならず、是非鼻くそでもほじりながら読んでほしい。
将棋の対局は、上品にお互いに一礼をして、終わっても、ガッツポーズなどせず、一礼をする。
そこが素晴らしいと僕も思う。
しかし、しかしである。
たまには、見たいじゃないか。
下品なやつを(笑)。
それに、闘う理由がない。
【羽生竜王が冷蔵庫に入れておいて後から食べようと思っていたプリンを広瀬八段が勝手に食べてしまい、怒った羽生竜王が、挑戦者に指定し、始まったのが今期の竜王戦である。】
こんな観戦記をみなさんは、読んだことがあるだろうか?
こんな観戦記なら、将棋のルールを知らない人でも続きを読みたくなるだろう。
僕の改革案は、こうである。
順位戦A級、B級一組のトッププロを温泉地に誘う。
名人も含めて合計24人。
主催の僕は24人にこう言う。
「みなさん、今回の温泉ツアーぐらいは、将棋のことを忘れて、日頃のお疲れを癒して帰ってくださいね」
ところが、部屋とベッドは23しか用意しない。
食べ物は12人分しか用意しない。
24人も男性プロ棋士がいるのに、芸者を2人だけ投入する。
要するに、絶対にケンカが起こるような状況を作るのである。
そして、ケンカが勃発したら、僕がかけよる。
「コラコラ、ケンカはやめなさい。ケンカは!
原因はなんなんだね、一体!!
何?
渡辺明棋王のメガネを佐藤天彦名人が勝手にかけて、そのあと、返してくれないだって?
本当かい?天彦くん。
もう、とにかく!
そんなにケンカするんやったら、将棋で決着をつけなさい!」
かくして、メガネを巡っての戦いが始まる。
いや、こっちが用意した環境と関係ないケンカしとんかーい(笑)。
そろそろ、怒られるからやめよう(笑)。
僕はくれぐれも、プロ棋士のみなさんは、尊敬しているし、みなさんのことが大好きである。