クソ野郎戦法を逆にやられる!?
さて、みなさん、今回は悪魔の回である。
クソ野郎戦法の使い手であるこの私が、逆にクソ野郎戦法をやられて、負けてしまったのである。
下図を観てほしい。下側が僕であるのはいつものこと。断りがない限り後手番であっても、先手と表記していくのもいつものことである。
下図は後手の手番である。ここから驚くべき手を指された。
どう指されたと思います?
なんなら、24歩と、悪魔の歩をこちらからつきたくてウズウズしてるぐらいなのである。
下図のようになった。
39角?!
角だけに、この角打ちは一瞬僕の死角になった。
角だけに。
いや、なんでもないです。
とにかく、こんな手をやられるとは。実は、このタイプのクソ野郎戦法も、僕は試したことがある。時々炸裂しないこともないが、普通は炸裂しない。
しかし、今回は見事にしてやられた。
上図から、呑気に46歩。28角成で迎えた下図。
クソ野郎戦法の使い手がクソ野郎戦法でやられる。泥棒が泥棒に入られた気分である。ちくしょー。卑怯者めーっ!
上図を投了図にしてもいいぐらいである。
しかし、僕にもクソ野郎としての意地がある。クソ野郎同士の仁義なき闘いはここからである。
さて、上図は、飛車をただで取られ、香車もただで取られ、主張点がなんにもない状態である。クソ野郎戦法を使われた僕は、目には目をで、ここらで、41角、22角、82角などを考えた。全てクソ野郎の発想である。ただし、41角は32の金をただで取れないので、クソ野郎戦法の中で、炸裂しても幸せにならない、単なる悪手になってしまう。
それに、クソ野郎戦法は、クソ野郎戦法が使われてしまった後では使えない。向こうも警戒するからである。
時間が少しでもあくと、それだけで無理なのである。
粘りに粘ったが、どうにもならない。
最後は相手にトライルールで負けた。下図である。
ひどい。何も色んな勝ち方があるのに、こんな勝ち方しなくても(笑)。
クソ野郎戦法を相手にされてしまってからのトライルールでの負け。
レアケースの中のレアケース。キングオブレアケースを見てもらった。
正々堂々と戦わない人、嫌いっ(≧∇≦)
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