本能寺の変
明智光秀は、天下をとる器ではなかったが、しかし、信長を出し抜き、京都、本能寺の中で火で包み、業火のもと、切腹に追いやったことは、史実である。
実力差があっても、打ち倒すことができるのが、私の【クソ野郎戦法】の魅力である。
クソ野郎戦法が成功するかどうかの成否の鍵は日頃の行いと分析力である。
今、朝の6時半である。僕は徹夜でネタを書いたりと作業をしていたので、頭は冴えわたっている。
それに比べて普通の人はどうだろう。朝起きて眠気覚ましに将棋でも、指すか、ぐらいのテンションであろう。
本能寺の変の下準備が整っているのだ!
さて、いつもの通りの出だし。相手のレーティングの数字を見てほしい。失礼なぐらい高いではないか。本来、戦ってはいけない手合いである。
しかし、相手は朝早起きで、寝ぼけている。将棋クエストも、きっと間違えて対戦ボタンを押してしまい、慌てて仕方なくやっているのだ。
こんなにレーティングが高いわけだから、人生においても勝利者で、美しい妻と子供が横でスヤスヤと眠っているのだろう。
妻と子供を起こさないように将棋クエストをやっている。飛んだハンデ戦である。
とりゃあっ!と突いた歩が上の図。
それに対する答えがこれである。
「俺も徹夜じゃ!ボケ!将棋だけに打ち込んできた童貞じゃ!」
くう、そうだったのか。
もともとレーティングに差があるのに、この24歩を取られたのは絶望的である。
映画などでよくあるシーンを思い出す。
敵のアジトに潜入し、奪われたファイルなどをガサガサ探していると、パッと部屋の明かりがついて、敵が不敵な笑みを浮かべながら、「探しているフロッピーディスクはこれか?」
絶望である。
24歩を取られたのは、そんな気分だ。
どんな気分やねん(笑)
さて、下図でどうすりゃいいのか。
高段者の方は教えてほしいぐらいである。
僕は兎にも角にも読む時間がないし、覚悟は決まってる。童貞の信長を討たねばならぬ!
上図から35歩、同歩、45銀となった。
ここで、ひょいと、55銀と出られて、困り果てた。
まだ歩があれば、なんとか攻めがつなげられる気もするが、ないもんは仕方ない。
15も75も突き捨て、56歩となって、とにかく【身軽】にしておいた。
ここで、26飛ぐらいならまだ悪いながらも難しかったかもしれないが、僕はかっこつけて、一筋の香車を走って歩を入手してから、26飛車と浮いた。
歩を渡しまくったあげく、香車まであげてしまった。
この銀取りは桂馬と交換になるので、対して向こうにとって厳しくないのだ。
以下、信長童貞に、ボッコボコにされた。
投了図である。
これを見れば、いかに本能寺が無傷で、僕のテントが崩壊してるかがわかるだろう。
信長にはピッタリと金が寄り添っている。
きっと、童貞ではない。この寄り添い方は、やることやっとるやろな。
とにかく負けました。
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